時は寛永二十(一六四三)年二月。
家光を頂点とする幕府はいまだ切支丹の影におびえ続けていた。
一方、島原の乱の生き残りで、天草四郎から力を分け与えられた“聖騎士”であり、
江戸市中に潜伏している寅太郎たちは、授かった力を鍛えつつ、
四郎復活のため、奪われた聖遺物の行方を捜していた。
そんなとき、九州・柳川藩に潜む切支丹が弾圧され、
そこに死んだはずの無双の武者が現われて、
聖遺物のひとつと思われる凄まじき槍を手に暴れている、という助けを請う声が届く。
幕府と切支丹の果てなき激突―その末に待つものは!?
風太郎忍法帖への最高のオマージ。異色時代、待望の第二弾。
天草四郎の復活をめざす、島原の乱の生残りの聖騎士たちによる戦いの2作目。
今回は7つの聖遺物のうちの一つである、槍をめぐる物語。
これはキリスト教徒やエヴァンゲリオンファンに有名な「ロンギヌスの槍」ですね。
今回敵となる相手は西国無双といわれた戦国武将。
生きているのか死んでいるのか、生死をかけた争いが展開。
寅太郎の成長も目覚ましく、緊張感を持って闘いは続きます。
「くるすの残光 月の聖槍」仁木英之さん、次回作も楽しみです。
「くるすの残光 月の聖槍」仁木英之
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