口を開けば、本と漫画の話ばかり。
2012年度本屋大賞に輝く著者が本と本を愛するすべてのひとに捧げる、
三浦しをんの書評とそのほか。
すごい読書量です。目次で活字が大好きな人間の乱読の模様がひと目で分かります。
本についての本、ジャンル分類としては書評本ですがエッセイとしても充分面白いです。
いつもより真面目な感じですが随所に三浦しをんさんならではの独自の目線を感じます。
古典からBLまで三浦しをんさんの幅広い読書内容、守備範囲の広さを実感できます。
今回のこの本の中で取り上げられた本はメジャーな物は少なくマイナーな物が多いです。
「へぇ、こんなジャンルの本があったんだ」とこの本で存在を知った物も多かったです。
読んだことのある本の書評で、三浦しをんさんの見方も興味深く読むことができました。
本書は主に書評エッセイですが日常のエッセイが少し載っているのがまた面白いです。
前半は軽め、後半に行くほど深い書評になり、最後は思いっきりくだけています。
三浦しをんさんの書評は読むだけで未読の本もすでに読んだような気にさせてくれます。
おわりにの後に続く特典書評も嬉しいサプライズ。多くの本を読んだ気分になれました。
「本屋さんで待ち合わせ」三浦しをんさんの独自の書評本。お得感満載の1冊です。
楽天からも購入できます。

「本屋さんで待ち合わせ」三浦しをん
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三浦しをんは『舟を編む』しか読んだことがない。好きな人に言わせると、エッセイはかなりぶっとんでるとか。本書は彼女が面白いと思った本を紹介している書評もの。根っからの本好きということが伺える。
本を読むのが好きというと「偉いなあ」といまだに言われる。何で本好きだとエライの?
映画観るの好き、旅行行くの好き、テニスするの好き、何ら変わらないのに、映画観て旅行行ってテニスしても「偉いなあ」...
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これ書評集なんですか!
タイトルから、三浦しをんには珍しく?直球な学園恋愛ものかと・・・
書評集は大好物ですが、読みたい本が増殖しすぎて危険なのですよ。
しかも。紹介文が短い!短すぎる!ゆえに紹介される冊数が多い!
はぁぁ・・・サイアクだ。でも。サイコウだ。
私は書けるものなら、こういう書評を書きたいですね。
長い文章は大好きですが、長い書評...
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