ビールを楽しんだプラハ、巡礼者が行き交うスペイン、
高所恐怖症と闘った韓国、スモッグの向こうに霞む北京の太陽。
出会えるかもしれない物語のかけらを求めて、今日も作家は旅に出る。
それぞれの土地に広がる、見たことのなかった風景たちを写真に収め、
心に刻みながら、作家は新しい小説の予感を探す――。
身体の隅に今も残る旅のイメージをくっきりと映し出す紀行集。
稀有な感性で捉えた情景を描き出す旅エッセイは、もう一つの恩田陸ワールド。
ロンドンの本屋、プラハの街並み、伊勢神宮や日光、韓国の霊獄山、スペインの巡礼路、
台湾のブックフェアー、恩田陸さん独自の視点で各地を紹介しています。
自称インドア派の恩田陸さんがこんなに駆け回っているのは仕事なんでしょうけど意外。
景色だけでなく、その土地の食べ物にも好奇心旺盛。よく食べよく飲み、ビール好き。
飲食紀行の一種と思うほどです。かなりの強行軍をこなすパワーもさすがです。
世界中を旅して見つけた「隅の風景」恩田陸さんの守備範囲の広さに脱帽です。
楽天からも購入できます。

「隅の風景」恩田陸
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隅の風景作者: 恩田 陸出版社/メーカー: 新潮社発売日: 2011/05メディア: 単行本 ロンドン、チェコ、熊本、韓国―。2004年から2011年まで記した紀行エッセイ。飛行機嫌いの彼女が、ここ数年で克服したのか色々な箇所へと飛んでいます。『「恐怖の報酬」日記』とはまた一風違った紀行エッセイでした。今現在旅がしたくてたまらない私には魅力的な一冊。全10ヶ所、うち海外と国内の比率は7:3...
隅の風景作者: 恩田 陸出版社/メーカー: 新潮社発売日: 2011/05メディア: 単行本 ロンドン、チェコ、熊本、韓国―。2004年から2011年まで記した紀行エッセイ。飛行機嫌いの彼女が、ここ数年で克服したのか色々な箇所へと飛んでいます。『「恐怖の報酬」日記』とはまた一風違った紀行エッセイでした。今現在旅がしたくてたまらない私には魅力的な一冊。全10ヶ所、うち海外と国内の比率は7:3...
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