小田和正さん自身がホストを務める年末恒例の音楽番組も今年で13回目。
会場となった千葉・舞浜アンフィシアター。8万通を超える延べ16万人の応募が。
その中から選ばれた2000人のファンが、歴史的なクリスマスライブに参加。
オープニングは「the flag/ザ・フラッグ」。同世代へのメッセージソングですね。
1970年代に多くのメッセージソングでカリスマと呼ばれたシンガーとして紹介された、
シンガーソングライターの吉田拓郎さん(67)。2000人の観客が見守るステージ。
17年ぶりにステージ共演を果たし、初の二人っきりでのセッションが実現。
まずは拓郎さんの曲「落陽」を2人で披露。
拓郎さんの歌声に合わせる、小田さんのコーラスやハーモニーの付け方はまさに小田流。
歌は遠い感じなのに話すと体育会系と年齢は一つ上なのに態度が大きいと小田さん評。
当時、オフコースは気に障る存在。同時代には加藤和彦。
南こうせつは可愛がってやると懐く、などこぼれ話も。
次に小田さんが演りたかった曲「リンゴ」。生ギター2本の演奏。
小田さん(66)は、若かりしころ拓郎さんと初めて交わした会話で懐古。
「共演したコンサートで俺のギターの弦が切れて。『弦の予備ありますか?』と聞いたら、『あるよ。お金はいいよ』と言ってくれて。コイツ、いいヤツだなと思った」と。
続いて「素敵な気持ちを込めながら歌ってよ」と言われた「今日までそして明日から」。
拓郎さん1年ぶりライブ。
「今はステージで歌えているのが楽しい。音楽の持つ力がようやく分かってきた。
歌いながらみんなの顔が見られるのがうれしい。今日は呼んでもらえて良かったです」。
最後に「人生を語らず」。拓郎さんは「結婚しようよ」「旅の宿」「隣の町のお嬢さん」
などラブソングも有名ですが、これら人生もので拓郎節が久しぶりに聞けて良かったです。
共演の締めくくりに、2人は固い握手と熱い抱擁を交わしました。
番組途中なのに、終わってからのコメントが入っていたのは異例のことで驚きました。
次にスキマスイッチ、いきものがかり・水野良樹さん、STARDUST REVUE・根本要さん登場。
「すごいものを見てしまいました」「箸休めのコーナー・道の駅」と言いつつ
ギターとキーボードのシンプルな「Please Mr. Postman/プリーズミスターポストマン」。
明朗なハーモニーで会場は手拍子とともに、ほっこりした雰囲気に。
次にキーボードとコーラスでスキマスイッチの「奏(かなで)」。
水野くん「箸休めのコーナーと言いながら5人がすごい本気」と当てられた感じ。
「デイドリーム・ビリーバー」ルーズでなく美しい調和を見せる歌唱が素晴らしいです。
Mr.Childrenミスチルの桜井和寿さんが約10年ぶりに出演。
「澄んだバラードが小田さんとやるにはいいんじゃないかと思って」いた「365日」を。
桜井さん「小田さんのMCで楽になったんです。MCってオチが無くてもいいんですね」。
続いて小田さんが東北地方に向けて作った「その日が来るまで」を生ギターで。
この日のために今年9月から制作を開始した、小田さんと桜井さんの初共作オリジナル曲、
「パノラマの街」の制作過程を取り上げたあと楽曲を演奏。
小田さんと試行錯誤して作った作品に桜井さんは、楽曲に対する想いを口にしました。
「君に似た誰か、いくつかの誰かの日常の小さい物語も、世の中には欠かすことの出来ない物語だ、というメッセージを小田さんのメッセージが紡いだ」
軽やかなメロディ。桜井さんの歌声に小田さんがハーモニーを重ねて、観客たちを魅了。
今の時代を生きているすべての人に送る応援歌でした。そして「クリスマス・イブ」。
小田さんの母校・東北大学総長からの手紙。そこから東北大学の校友歌「緑の丘」を作り、
書き下ろした小田さんが直接指導に赴き東北大学混声合唱団の67人と共に披露しました。
番組最後には、JUJUさん、松たか子さんがステージに上がりました。
バート・バカラックBurt Bacharachの「What the World needs now is love」
上品な感じのどこかで聴いたような懐かしさ。クリスマスの夜にふさわしいカバー曲。
小田さんの新曲「やさしい夜」を3人でしっとりと歌い上げてお開きとなりました。
小田さん、今年も素敵な「クリスマスの約束」ありがとうございます。
今後の音楽人生について「先細りになっても続けていきたい」と言っていましたが、
吉田拓郎さんを呼べたのであれば、次のゲストは桑田佳祐さんや山下達郎さんも。
提供楽曲のセルフカバーアルバムやオフコースの復活など、個人的な妄想は膨らんでます。
「風のようにうたが流れていた」
楽天からも購入できます。

今年もたくさんのトラックバックありがとうございます。
年末年始はこの本でゆるやかに過ごしています。
クラシックの造詣は浅いのですが、抜粋ですが音楽CD付きなので楽しいです。
至高の音楽 クラシック 永遠の名曲
来年もよろしくお願いします。
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