くわしいネット記事から転載しておきます。
YAHOO!ニュースよりダ・ヴィンチ電子ナビ 1月16日(木)20時30分配信
第150回芥川賞・直木賞(日本文学振興会主催)が発表された。選考会は16日、東京・築地の新喜楽で開かれ、芥川賞は小山田浩子『穴』(新潮社)に、直木賞は姫野カオルコ『昭和の犬』(幻冬舎)と朝井まかて『恋歌』(講談社)の2作品に決定した。 贈呈式は2月中旬に行われる予定。
【芥川賞】
小山田浩子 『穴』(新潮9月号)
仕事を辞め、夫の田舎に移り住んだ夏。奇妙な獣の姿を見かけた私は、後を追ううちに得体の知れない穴に落ちた。ごく平凡な日常と、その合間に顔を覗かせる異界。第42回新潮新人賞を受賞した前作『工場』に次ぐ待望の第2作品集『穴』は、表題作(芥川賞受賞作)を含む全3篇を収録。1月31日に発売される予定。

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【直木賞】
朝井まかて 『恋歌』 (講談社)
樋口一葉の歌の師匠として知られ、明治の世に歌塾「萩の舎」を主宰していた中島歌子は、幕末には天狗党の林忠左衛門に嫁いで水戸へ下った。尊皇攘夷の急先鋒だった天狗党がやがて暴走し、弾圧される中で、歌子は夫と引き離され、自らも投獄され、過酷な運命に翻弄されることになる。「萩の舎」主宰者として後に一世を風靡し多くの浮き名を流した歌子は何を思い胸に秘めていたのか。幕末の女の一生を巧緻な筆で甦らせる。

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姫野カオルコ 『昭和の犬』 (幻冬舎)
昭和33年、滋賀県で生まれた主人公・柏木イク。幼い頃から、いろいろな人に預けられていたイクが、両親とはじめて同居をするようになったのは、風呂も便所も蛇口もない家だった。理不尽なことで割れたように怒鳴り散らす父親、娘が犬に激しく咬まれたことを見て奇妙に笑う母親。それでもイクは、淡々と生きていく。やがて、大学進学のために上京し、よその家の貸間に住むようになったイクは、多くの家族の事情を、目の当たりにしていく。そして平成19年。49歳、親の介護に東京と滋賀を行き来する中、イクの心のうちとは。
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今回は、女性3名の受賞となった。第149回に続き、芥川賞候補にあがったいとうせいこう氏『鼻に挟み撃ち』は惜しくも受賞に至らなかった。
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