小学生のアキオ、大介、麻里は、夏の学童キャンプで、
夜、ホタルを見るため、宿を抜け出し、川に向かう。
ようやく川にたどり着いた三人は、偶然ラジオから流れる謎の深夜放送を耳にする。
その後、中学で野球部に入ったアキオは、一学年先輩の合唱部員・
里崎さんを好きになるが、告白できないまま、時間が経過する。
高校生になったアキオは、夏休みに、かつてのキャンプ場を訪れ、
再び謎のラジオ番組を聞き、あることに気づく。
そして、さらなる時間が流れ、アキオたちは大人になった。
物語は、大きく動き始める。
ひとつのラジオで繋がる連作短編集。どこかのラジオから流れてくる謎の深夜放送。
07年刊行の絵本「
星空放送局」から着想を得て、約5年の歳月を経て出来上がった小説。
イラストレーター宮尾和孝さんとのコラボレーションが、この小説でも堪能できます。
曖昧な話の正体が分かり一気に繋がった瞬間に何もかも優しくて心が溶けそうになります。
作品の中で出てくるたくさんの音楽を実際に聴きながら読むとさらに心地いいでしょう。
余談ですが「星に願いを」はディズニー映画「ピノキオ」の主題歌です。
「星に願いを、月に祈りを」という言葉は今井美樹さんの歌「プライド」を想起しました。
「星に願いを、月に祈りを」中村航さんの魔法のような、温かく幸せになれるお話です。


楽天からも購入できます。



「星に願いを、月に祈りを」中村航
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「星に願いを、月に祈りを」中村航
学童キャンプで、
季節はずれのホタルを探しに冒険にでる3人
そこで、深夜に流れるラジオ番組。
野球に打ち込むアキオは、
1コ上の里崎先輩が気になっていた。
インタビュー
しばらく、好きな作家さんたちの新刊ラッシュ!
まずは、中村さん。
小学生の冒険と、野球に打ち込む中学生。
そこに流れる”サトザキ・宇宙”のレディオ・ショー
挿話を挟み、
目...
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
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