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みずうみ いしいしんじ

装幀・装画は池田進吾(67)。
初出・第一章『文藝』、第二章・第三章書き下ろし。
2年ぶりの長篇小説。
・第一章―みずうみのほとりの村。一家に一人眠り続ける人。
月に一度コポリ、コポリと音を立てみずうみと眠る人たちからあふれる水。
村人が聞く物語。ある日商人が訪れて。
・第二章―月に一度、体が膨張して水を放出するタクシードライバー。
ある女性との再会で起きるいろいろな変化。
・第三章―松本に住む園子と慎二、ニューヨークに住むボニーとダニエル。
ボニーは慎二の小説のアメリカでの翻訳者。園子は妊娠して…。
各人が不思議な体験を。

久しぶりのいしいワールド。
インスピレーション豊かなみっつのバリエーション。
ファンタジー・ライトホラー(?)・ドキュメンタリーとタッチを変え、
独立した物語でありながら共通するいくつかの言葉。
エントロピーがつながることに驚きも。
広がるイマジネーションの世界に浸り漂いました。
たぶん湖でなくみず・うみ。
それは水・みずから(自ら)のみず・海・生み・産み。
そして、生きることの倦み(くたびれ)、膿み(たまった弊害)、
熟み(上達・よい頃合い)も隠されていたのかも。
関連情報 いしいしんじの読了本
・・雪屋のロッスさん
みずうみみずうみ
(2007/03/16)
いしい しんじ

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みずうみ
いしい しんじ
4309018092

みずうみ いしいしんじ
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[T2071] みずうみ*いしいしんじ

☆☆☆☆・ みずうみいしい しんじ (2007/03/16)河出書房新社 この商品の詳細を見るひとつだけ、教えてくれ。今日は、何月、何日だ――伸び縮みする時間の中で、みずうみは渦巻き、そして落ちていく。『ポーの話』から2年

[T2074] 「みずうみ」いしいしんじ

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[T2075] 『みずうみ』

今日読んだ本は、いしいしんじさんの『みずうみ』です。

[T2730] 『みずうみ』いしいしんじ

 ★★★★ 三章からなる物語。 全く別個の話でありながら、どことなく繋がっている。 水のイメージ。 山の中の湖でも、その水はどこかに繋がっている。 湖、噴水、セノーテ、海戦、羊水、水天宮、水子、スプロッシュ… 繋がる空間と時間と命。天から下された悲しみ。あわい

[T2759] みずうみ いしいしんじ 河出書房新社

この何日か、ずっとこの本を抱えて、読みかけては眠り・・眠っては起きてこの本を読み・・コポリ、コポリと音を立てる湖のほとりをさまよっていたのだ、イエー・・。

[T3004] 「みずうみ」いしいしんじ

みずうみいしい しんじひとつだけ、教えてくれ。今日は、何月、何日だ――伸び縮みする時間の中で、みずうみは渦巻き、そして落ちていく。『ポーの話』から2年、待望にして著者最高の最新長篇小説!第1章から第3章まで。第1章は不思議な村の話。みずうみに水を汲みにい

[T3275] みずうみ

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[T4069] みずうみ / いしいしんじ

みずうみ(2007/03/16)いしい しんじ商品詳細を見るひとつだけ、教えてくれ。今日は、何月、何日だ――伸び縮みする時間の中で、みずうみは渦巻...

[T4166] みずうみ/いしいしんじ

JUGEMテーマ:読書読書期間:2007/12/8~2007/12/10水がこぼれだすようにいくつもの事が起きた。順々に行儀よくつながった、目に見える鎖のように運んだのではなかった…。ひとつだけ、教えてくれ。今日は、何月、何日だ? 伸び縮みする時間の中で渦巻き、落ちていく長篇小

[T4308] みずうみ  いしいしんじ

うーん。どう言えばいいんだろう。不思議で優しくて、ほんのちょっと生きることの悲しみも混ぜられているんだけど、体の温まる慈しみに満ちた一冊。第一章はみずうみの辺に集落を築く人々のお話で、以前読んだいしいさんの『雪屋のロッスさん』のように大人向けの童話のよ..

[T4321] 『みずうみ』/いしいじんじ ◎

ひそやかに水をたたえる、静かな『みずうみ』の物語。こういう、静謐な感じの漂う物語って、大好き・・・。コポリ、コポリ・・・と、月に1度あふれ、村を潤す、みずうみ。村の家には、水の眠りをただよう人が必ず1人ずついる。みずうみから水があふれる日、眠り続ける人も口

[T5960] [みんなの書店]「みずうみ」いしいしんじ。

みずうみ 出版社/メーカー: 河出書房新社 発売日: 2007/03/16 メディア: 単行本 個人的トラウマのため、読むのがきつかった。 最終章の途中で気が付いて、読むのをやめようかと思ったぐらいだったけど、最後まで頑張って読んだ。 何かあるかも、と思ったけど、昇華された気

[T6293] 「みずうみ」 いしいしんじ

いしいしんじさんの本は、表紙も素敵。手に取るたび、「は~」と思う。 みずうみ(2007/03/16)いしい しんじ商品詳細を見る こぽり、こぽり。村...

コメント

[C2617] NoTitle

>みず・うみ

なるほど、「みず」と さまざまな「うみ」の物語。
そうかもしれませんね。
どんなところへもゆけて、どんな形にもなり、どんなに僅かでも繋がることのできる「みず」の不思議さも思わされました。
  • 2007-05-02 06:49
  • ふらっと
  • URL
  • 編集

[C2621] NoTitle

みず・うみ…奥が深いです。
さすが藍色さん!

[C2622] NoTitle

藍色さん、こんにちは。
3つの話がそれぞれ違う世界を描いていて、おもしろかったですね。
いしいワールドにすっかり浸って読みました。

ひらがなのタイトルの分析、さすが藍色さんです。

[C2623] NoTitle

ふらっとさん、こんばんは。
タイトルの深読み…同意していただいて、心強いです。
どこにでも行けて、どんな形にもなれて、ほんのわずかでも繋がることができるっていう、ふらっとさんの感性、さすがです。

[C2627] NoTitle

ななさん、こんばんは。
そんな、…照れます。
ついつい深読みしちゃうクセで…。うれしいです。

[C2628] NoTitle

mintさん、こんばんは。
みっつのお話、それぞれに違う味わいで、面白かったですね~。
独特のいしいワールド、読み応えがありました。
タイトルの分析は、ちょっと謎めいた印象が残ると深読みしちゃうクセがあって…。
恥ずかしいですけど、うれしいです。

[C3549]

藍色さんが書かれていた「みず・うみ」から、「見ず 産み」を思い浮かべてしまった自分が、ちょっと悲しい。

読み終えた時に私が思った「みずうみ」は「胎児にとっての水の海…羊水、お母さんのお腹」でした。

[C3553]

小葉さん、こんばんは。
あぁ、「見ず 産み」を連想されたのですね。小葉さんの記事によると、たぶん生まれなかった子ども、ですね。それは悲しいです(読み間違えてませんように…)。
なぜかあまり怖くはなかったので、やっぱり羊水、お母さんのお腹・子守唄のような気もします。

[C3586]

こんばんは♪
私が想像したのも、小葉さんと同じく羊水・・母のお腹にたゆたう命の水です。子供がおなかにいた時の、あのうとうととして、ずっと何かに囚われている感じが、しました・・。いしいさんの経験も入っているようですね。それに心締め付けられました・・。

[C3591]

ERIさん、こんばんは。
ERIさんのイメージも羊水だったのですね。子供を宿している期間…うとうととして、ずっと何かに囚われている感じなんですね。いしいさんの経験…読者に訴えるのでなく、ゆだねるような印象だったことが記憶に残ってます。

[C3954]

藍色さん、こんにちは。
不思議ないしいワールドでしたね。実はまだこのいしいワールドに慣れていないので、少しとまどったりもしちゃったのですが…。

タイトルの分析もすごいですね。読んで、なるほどなあーと思いました。
藍色さん、すごいです!

[C3962]

アメコさん、こんばんは。
とっても不思議ないしいワールド。誰もが始めはいくつか読んで慣れるみたいです。
タイトルの分析は深読みしちゃうクセ(コジツケ?)で…。恥ずかしい…でもうれしいです。

[C5607]

なるほど、”みず”と”うみ”ですか。
どうも僕は一章と二章の温度差にびっくりしてあまり楽しめなかったんですが、
そういう読み方で再読すれば楽しめるかもしれませんね。

TBさせていただきます。
  • 2008-01-04 20:31
  • おんもらき
  • URL
  • 編集

[C5624]

おんもらきさんへ。
TBありがとうございます。
タイトルをず~っと考えてたら浮かんできました。ちょっとコジツケかもですが。
各章でスタイルを変えてたことに驚かれて楽しめなかったのは残念でした。
視点を変えての再読、新しい発見があるかもしれませんね。

[C5944]

藍色さんこんばんは。

なるほど、なるほど。

みず・うみに3000点です。

  • 2008-01-23 00:39
  • たまねぎ
  • URL
  • 編集

[C5957]

藍色さん、こんばんは(^^)。
皆さんコメントしてらっしゃいますが、「みず・うみ」という解釈、素晴しいです。
「みず」と「うみ」は、絡み合い、対立し、融合し、密やかに流れていく。そんな感じがしました。
いしいさんの美しい文章が、とても心地よかったです。
  • 2008-01-23 22:48
  • 水無月・R
  • URL
  • 編集

[C5978]

たまねぎさん、こんばんは。
もしかしてクイズダービーですか?。正解はいしいさんだけがご存知なので…。

[C5987]

水無月・Rさん、こんばんは。
解釈、褒めてくださってうれしいです。
水無月・Rさんの「みず」と「うみ」のイマジネーション、素敵でうっとりしました。
いしいさんの描く世界で、気持ちよく漂っている感じでした。

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