綾辻行人『Another』、アンソロジー『ひらり、』のカバー画や、
冲方丁「はなとゆめ」、桜庭一樹「ほんとうの花を見せにきた」など多くのの挿画を手がけ、
現在最も注目を集めるイラストレーターのひとり、遠田志帆の初画集。
激しさと儚さを内包した少女の美を中心に、描きおろし5点を含む100点以上のイラストに加え、
著者自身による解説も収録。
暗い雰囲気のものから、ファンタジー色の強いもの、
爽やかな学生を描いたもの、百合的表現のものなど様々です。
禍々しい感じの絵から爽やかな女の子の絵、擬人化した猫の絵まで作品も満足のいくものでした。
遠田志帆さんを知らない方でも表紙の絵に惹かれたのであれば
全編満足できるクオリティになっていると思います。
全てカラーで描き下ろしの絵やカレンダー用のイラストが多数収録されています。
イラストについての解説及び出典が最後の4ページに載ってます。
私は遠田志帆さんの描く絵の中でも暗い雰囲気や儚い空気を醸し出す絵が好みなので、
2012年のカレンダー用イラスト2枚や「ラプンツェル」がとても印象に残りました。
楽天からも購入できます。
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