NHK有働アナ、初めての本、でました。
「あさイチ」わき汗論争、驚きました! /ワタシの好みの男性
独居中年の高熱/いろんな人からいろんなことを言われました
紅白司会の舞台裏/二日酔いの朝、必ず読む詩があります
ほどほどの美貌/小心者のお見合い/母のこと
自他ともに認めるクロい部分も、ちょっとだけ残っているシロい部分も、
包み隠さず書いてみました。
はじめに
1 いろんな人から、いろんなことを言われました
わき汗/スーパーマーケット/男社会で長く生き過ぎ
一緒に住むの?/いちばんの人/まもるくん/好みの男性
2 一生懸命生きてきました。ええ、仕事に
結婚式司会の最大の懸案/不用品/独居中年の高熱
情けないある日/あの大仕事/NYなんて、英語なんて
それでも行く
3 酒がなかったら、この人がいなかったら……
母のこと/親父/ジルとルーダ/いのっち
ちょーさん/本と酒
4 黒ウドウ
声/他人の彼氏は見えてしまう/ほどほどの美貌
私の個性、私が思う個性/クロウドウ語録
5 白ウドウ
小心者シリーズ1 お見合い編/太る
小心者シリーズ2 昔の恋の捨て方編
独り遊び/嫌われてもいい、なんて、嘘だ
おわりに
以前からテレビで拝見していて、とても繊細な印象があるNHKのアナウンサー有働さん。
朝ドラから「あさイチ」を見ています。朝ドラを受ける有働さんの表情がいつも良いです。
毎朝有働さんをみて、すっかりファンになってしまいました。
わき汗、好みの男性、NY生活など、文章が解りやすく、内容も面白かったです。
どこから読み始めてもありのままの有働さんが現れています。
有働さんが話しているイメージが出来るくらい、とても正直に気持ちが綴られています。
遠回しな言い回しもなく、飾りっけのないストレートな文体で、無駄な文章がない本です。
どういう風に今の有働さんが出来上がったのか、垣間見ることができました。
NYに赴任後、ずいぶん明るくなられて、その訳がちょっとだけわかりました。
やっぱり苦労したり素晴らしい人たちとの出会いがあったのですね。
そういう積み重ねで、今のなんとも憎めないキャラクターになっているのだとわかります。
「あさイチ」共同司会のV6のイノッチこと井ノ原快彦さんについての記述が秀逸でした。
「最初は、アイドルと一緒に司会と聞いて、こりゃえらいことになったわと思った」と、
アイドルをフォローしなければならないという思い込みをしていたと心情を吐露します。でも
「自分と関わった人の感情を、絶対に放置しない。そして、全員が笑顔であることを望む。
ことごとく、そういう人なのである。ものや人を見る視点が優しくて、思いやりがある。
正直で純粋で、自分の意見を的確に表現する言葉を持ち、それでいて、
人の話を本当に深くきちんと聞き、とらえている。
かといって優等生的な発言しかしないかというと、私の腹黒い発言にもつきあってくれる。
みんなで飲みに行っても、まあとにかく、場を楽しくさせるいい酒を飲む」
なので「が、真逆だった。今や私の方が失言する。私の方が機嫌を取ってもらっている。
私の言葉足らずを、いのっちがフォローしてくれる。それに慣れてしまったばかりに、
たまに別の番組で他の方と組むと、半人前のコメントしか出来なくなっている自分に気が付く。
あ~、パートナーに恵まれるって、ある意味コワい」と今ではいのっちの支えに感謝です。
テレビからも伝わってきますが、井ノ原さんは本当に素敵な人なんだなぁと思いました。
ほかにもウルウルしたり、可笑しくなったり、考えさせられたり、励まされたりしました。
テレビでは見られない有働さんの苦労や思いが書かれているのも面白かったです。
素直な部分、愛情深さや繊細さ、豊かな感情、思いやりの心もいっぱい伝わってきます。
「ウドウロク」は有働録ですが逆から読むと「クロウドウ」で黒有働で苦労道です。
毒を吐いたり自虐したりするのも愛おしいです。改めて有働さんが好きになりました。
とてもいい本でした。あたたかい気持ちになりました。老いも若きも女性必読の書です。
「ウドウロク」有働由美子さんとお会いして、友達になれたみたいな読後感でした。
楽天からも購入できます。

「ウドウロク」有働由美子
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