装丁は松昭教。書き下ろし。
主人公で語り手の蓮見亮太は飛鳥大学に入学。高校時代のいじめっ子も入学して再会。
窮地を救った同級生、桐生友一(トモイチ)に連れられ“正義の味方研究部”に入部。
好転する大学生活。ある日、トモイチと潜入調査の指示が。
軽快な412ページでした。すごい友人、強烈な先輩たち、淡い恋心。
部活でのトラブル解決や周囲との交流で、劇的な心境の変化を実感する亮太。
トモイチとのやりとりが楽しくて、特に金ぴかとドロサビが笑えました(p170)。
突きつけられる現実、貧困や格差社会とシステムにハラハラ。
そして正義とは何か、考え悩み迷った末の選択。熱い対話。
自分らしくありたい亮太の、潔い姿勢が印象的な成長ドラマでした。
シャープでちょっと曲者な印象の(失礼?)久しぶりの本多さん。
巧みな構成、登場人物たちの存在感あるエピソード、読ませる話術は健在。
読み応え十分の青春小説でした。
大学の頃のクラブ活動(映画研究会)を思い出しました。
タイトルは“味方”と“見方”でしょう。
四人の先輩(西城優姫、大黒一馬、室井亘、佐山崇部長)の中では、
優姫先輩がお気に入りです。おすすめ。
正義のミカタ―I’m a loser本多 孝好
正義のミカタ (集英社文庫)本多 孝好

正義のミカタI'm a loser 本多孝好
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正義のミカタ―I’m a loser 著者:本多 孝好販売元:双葉社Amazon.co.jpで詳細を確認する 変わろう。 このままでは独り寂しく、次の人生に夢を見ながら死んでゆく姿が容易に想像できてしまう。 僕は変わるんだ。2年半ぶりの本多孝好氏新作、まさに至福。この至福モードの
正義のミカタ―I’m a loser本多 孝好双葉社1575円Amazonで購入livedoor BOOKS書評/国内純文学_uacct = "UA-918914-3";urchinTracker();★★★★★正義に打ち勝てるのは、恐怖しかないのだろうか。正義をふりかざしてくる相手が怖くて怖くて、どうしようもなくな
(一言) いじめられっ子にとっては、確かに正義の味方って頼もしい。 何かがあったときにそんな頼れる存在があれば確かにうれしいだろうな、でもやっぱり正義って何? 正義のミカタ ~I’maloser~本多孝好双葉社価格未定円Amazonで購入livedoor BOOKS書評/国内純文学
正義のミカタ ~I’maloser~本多孝好双葉社価格未定円Amazonで購入livedoor BOOKS書評/国内純文学_uacct = "UA-918914-3";urchinTracker();「不公平だ」僕は口に出して言ってみた。「真夜中の五分前」で直木賞の候補にもなり、ミステリーや恋愛を中心に描いて..
「正義のミカタ」本多孝好高校でいじめにあっていた亮太は、大学ではそうならないよう、慎重にプランを練っていたのだが、同じ大学に高校時代のいじめの首謀者が。。ひょんなことから「正義の味方研究部」に入部した亮太は大学生活を満喫していたのだが、...
今日読んだ本は、本多孝好さんの『正義のミカタ~I\\\'m a loser~』です。
正義のミカタ ~I’maloser~本多孝好双葉社価格未定円Amazonで購入livedoor BOOKS書評/国内純文学_uacct = "UA-918914-3";urchinTracker();蓮見亮太18歳。このたび大学に入学しました。高校時代は長い長い冬だった。これからは春が来る!そう希望を抱きながら
正義のミカタ―I’m a loser/本多 孝好 ¥1,575 Amazon.co.jp いじめられっ子の亮太は自分を変えようと「正義の味方研究部」に入部する。果たして亮太は変われるのか。いじめ、リストラ、格差。こんな社会で生きていかなきゃならない、将来が少し不安なあなたに贈る、
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正義のミカタ 本多 孝好著/双葉社 「正義」ってなんなんだろう。 最後まで読んでも、答えが出ませんでした。 正義のミカタ―I’m a loser本多 孝好 (2007/05)双葉社 この商品の詳細を見る 高校時代に壮
現在、精神的に追い詰められているワタクシですが、この本で、僅かの間、現実逃避することができました。「正義のミカタ―I’m a loser」本多孝好さんの小説、今まで読んだことがありませんでした。いつも気になっていたのですが……。ウィキペディアによれば、「大学在学中
先日、本多孝好さんの「正義のミカタ―I’m a loser」を読んだ。高校時代、いじめられっ子だった主人公・亮太。人生を変えようと奮起し、どうにか三流大学に合格したものの、そこにはかつてのいじめっ子も入学していた。またしても地獄の日々が始まると覚悟した刹那、...
ここで僕が反撃したら、あなたの正義が正しいことになってしまうから。そんなことだけは、絶対にしないんだ。今の僕にできることはそれだけしかないけど。それだけしかないから。だから、そんなことは絶対にしてやらないんだ。(本文より) 面白かった! 400頁以上ある
正義・・って、難しい。正義と自己満足との線引きとか。正義という名で行われる暴力とか。自分で正義だと思っていることは、本当に正義なのか。一歩ひっくり返ると、正義は何にでも変質する。これは、自分の弱さを自分の力にしていこうとする、勇気の物語。読み終わったあと
高校時代にいじめられていた亮太は大学入学を機に変わろうと「正義の味方研究部」に入部する。正義の名のもとに学内のトラブルを解決し、自分の変化を実感するようになるが、次第に本当の正義とは何なのかを考え始める。書き下ろし長編青春小説。双葉社HPよりなんか漫画み
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久々の本多孝好さんです。
筋金入りのいじめられっこ、亮太はつらい高校生活を終え、スカ大と呼ばれる飛鳥大学へ入学した。いじめっ子のいない新たな世界へ心をときめかせている時に出くわしたのは高校時代のいじめっ子、畠田だった。しかし、その畠田をも一瞬にしてコテ...
いきなりこんなことを書くと笑われそうだが、
昔は良かった 苦笑
ウルトラマンは間違いなく正義の味方だったし、
ショッカーは疑いようもなく、悪の手先だった。
さて、「正義」とは一体なんだろう、
と今になって思う。
果たして今という乱雑な時代に、
正義な...
正義のミカタ I’m a loser本多 孝好 高校のとき、ずっといじめれていた亮太は、みんなが行かないような大学を選んで受検。目指す飛鳥大学は三流とはいえ、勉強をしてなかった亮太にとってはむつかしく、成績優秀な妹に勉強を教わり、やっと大学に入ることができた
★★★★これまでに数冊読んだ本多さんの作品から思い描く言葉は、「孤独」「端正」「静か」「淡々と」…といったもの。ちょっと温度低めな印象がありました。『正義のミカタ』はこれまでとはは少し違った色合いを感じました。テンポが良くてコミカルな感じ。いつもよりや
あのデビュー作『MISSING』の透明な文体、透明な物語はここにはない。本書『正義のミカタ』は、まったく別の抽斗、文体で書かれたコメディタッチの物語である。 悪くない。笑うというより、オカシミを感じる箇所は随所に。物語の展開も、ひとつところに留まらず、
正義のミカタ―I’m a loser(2007/05)本多 孝好商品詳細を見るいじめられっ子の亮太は自分を変えようと「正義の味方研究部」に入部する。果たして亮太は変われるのか。いじめ、リストラ...
著者:本多 孝好
出版社:双葉社
紹介文:
この本も「変わったタイトルだな」と気になっていた本です。
いじめられっ子だった亮太が、大学で『弱きを助け、卑怯者に制裁を加える、正義の味方研究部』に入部する、というお話。
本田孝好さんの作品を読むの2作目です...
この世は不公平だと思う主人公・亮太
生粋のいじめられっ子である彼は、これじゃダメだと猛勉強し
妹に嫌みを言われながらも取りあえず三流大学に入学
同じ轍は踏むまいと意を決して大学に向うものの
同じ高校の自分をいじめていた奴に出会ってしまい 入学早々カツア...
412ページの厚さを感じさせない作品で一気読みしてしまいました。