昭和三十九年十月――。
オリンピックに沸く東京を舞台に、ミステリーの最前線を走る七人の思惑が交錯する。
激動の昭和史をひもとく競作シリーズがここに開幕
変わりゆく街で、男たちは何を目指したのか
究極のミステリー・アンソロジー、全編書き下ろし!!
「不適切な排除」 大沢在昌
八ミリフィルムの技術者は、なぜ殺されたのか!?
「あなたについてゆく」 藤田宜永
二十一年前のあの日、私も日の丸を背負っていた。
「号外」 堂場瞬一
特ダネは、よりによって開会式の日にぶつかった。
「予行演習(リハーサル)」 井上夢人
国立競技場に持ち越された、幽霊屋敷の死体騒動。
「アリバイ」 今野 敏
五輪の輪が四つ――死刑求刑は一転して無罪に。
「連環」 月村了衛
黒澤明が降りたオリンピック記録映画を狙え!
「陽のあたる場所」 東山彰良
華やいだ街の片隅で、おれは死の淵に立っていた。
エンタメに徹した作家さん七人の書き下ろし短編を収めたアンソロジーです。
顔ぶれは大沢在昌、藤田宜永、井上夢人、今野 敏、月村了衛、東山彰良(敬称略)。
一癖も二癖もあり、独自の世界を持つ七人の男たちによるワンテーマ・アンソロジー。
1964年の東京オリンピックが、なんらかの形で絡んでいる物語たちです。
人それぞれのアプローチは、当時の世相や高揚感を伝えてきて興味深かったです。
当時の実在の事件を舞台にしている作品もあり、現在から検証する作品もあります。
東京オリンピックの記録映画は市川崑監督ですが、あまり評価されていないのが残念です。
ワンテーマの下に様々な作風の作品を読め、作者の特長が浮き彫りになるのが楽しいです。
「激動東京五輪1964」 読み応えのある競作アンソロジー。熱い男たちの挽歌。


楽天からも購入できます。


「激動東京五輪1964」大沢在昌、藤田宜永、井上夢人、今野 敏、月村了衛、東山彰良
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昭和三十九年十月――。
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二十一年前...
[C19654] こんばんわ