想い出の中に取り残されていた謎をめぐる、ミステリー珠玉集。
あの事件は、結局誰が犯人で、どう解決されて、彼や彼女はどうかかわっていたのだろう──。
知らされていなかった真相が、時を経て、意外なきっかけから解き明かされる。
多彩な趣向が味わえる、五つのミステリー。
「沙羅の実」「君の歌」「雪の糸」「おとなりの」「野バラの庭へ」五編の短編集です。
ふとしたキーワードをきっかけに、あの時は気にしなかったことが思い出されてきます。
そんな、いてもたってもいられなくなる心理を上手く描写していて引き込まれました。
何処かで関わりあっている人と人。時に騙しあったり想いあったりもしているものです。
ドロドロのミステリーではないのですが、結末が見えづらいのでドキドキさせられます。
その結果は千差万別ですが、必ずしも悪気があっての行為ではないことがわかります。
人の気持ちを想うことは難しいのですが、後味が爽やかで人と関わることも大切と感じます。
想いに基づいた行いによってこそ、救われる想いもたくさんあるんだ、と改めて感じました。
「忘れ物が届きます」大崎梢さんの、読んだあと、少しだけ気持ちが軽くなる短編集です。

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「忘れ物が届きます」大崎梢
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忘れ物が届きます 大崎梢
知らされていなかった真相が、時を経て、意外なきっかけから解き明かされる。多彩な趣向が楽しいミステリー珠玉集。(BOOKデータベースより)
【目次】
沙羅の実/君の歌/雪の糸/おとなりの/野バラの庭へ
結構重い話が多かった。
あるきっかけで、10年後とか20年後にその謎が解ける。
偶然だったり必然だったりするんだけど、
それが「忘れ物...
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
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