発売予定日は2016年12月10日です。
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演奏: アレクセイ・ヴォロディン, セルゲイ・ババヤン, マリインスキー劇場管弦楽団
指揮: ワレリー・ゲルギエフ
作曲: セルゲイ・プロコフィエフ
[商品番号 : KKC-5660/61] [原盤番号 : MAR-0577] [2SACD Hybrid] [Live Recording] [Import] [日本語帯・解説付] [Mariinsky Recordings / King International]
[収録内容]
セルゲイ・プロコフィエフ (1891~1953)
[Disc 1] (81'02'')
1. ピアノ協奏曲 第4番 変ロ長調 Op.53
2. ピアノ協奏曲 第5番 ト長調 Op.55
3. 交響曲 第4番 ハ長調 (1947年版) Op.112
[Disc 2] (77'22'')
1. 交響曲 第6番 変ホ短調 Op.111
2. 交響曲 第7番 嬰ハ短調 Op.131 「青春」
アレクセイ・ヴォロディン (ピアノ / Op.53)
セルゲイ・ババヤン (ピアノ / Op.55)
ワレリー・ゲルギエフ (指揮)
マリインスキー劇場管弦楽団
録音 : 2015年4月6~9日 (Op.47|Op.111) | 2012年4月25日 (Op.131|Op.55) | 2015年9月13日 (Op.53) / マリインスキー・コンサート・ホール (ライヴ)
ゲルギエフは、2004年5月にロンドン交響楽団と全交響曲をライヴ録音していますが、約10年を経て再挑戦。いずれも得意曲なうえ、今回は手兵マリインスキー劇場管であることもあり、演奏は極めて自然かつ熱く、著しい円熟がうかがえます。ムラヴィンスキーの決定的名演で知られる6番も、ゲルギエフならではの流儀でプロコフィエフの心の闇を表現。驚くべきは第1ヴァイオリンが完璧に揃い、あたかも巨大なヴァイオリン1本で弾いているかのように聴こえること。ゲルギエフの統率力が光ります。プロコフィエフ最後の交響曲にあたる第7番も、これまであるどの演奏よりも骨太で聴き応え満点。フィナーレのやんちゃぶりは35年前に作られた「古典交響曲」を思わせ、プロコフィエフの作風が基本的に変わっていないことを認識させてくれる凄さです。
新シリーズの魅力は、ピアノ協奏曲も収録されていること。ラヴェルの協奏曲のエピソードで有名なパウル・ヴィトゲンシュタインの依頼で1931年に作曲された第4番は、技術的にも内容的にもヴィトゲンシュタインの手に負えなかった難曲。ゲルギエフお気に入りの1977年生まれのアレクセイ・ヴォロディンが、活気あふれる快演を繰り広げていて、プロコフィエフのピアノ協奏曲のなかでは弾かれることの少ないものの、非常に魅力的な作品であることを再認識させてくれます。もうひとつの第5番は1932年の作で、プロコフィエフ自身が独奏を務めた初演の際に、指揮を担ったのは何とフルトヴェングラーでした。この作品も曲芸なみの難技巧が要求され、演奏機会も多いとは言えません。アルメニアの名手セルゲイ・ババヤンが超絶技巧を発揮、すさまじい効果をあげています。

セルゲイ・プロコフィエフ : ピアノ協奏曲 第4番 & 第5番 | 交響曲 第4番 第6番 第7番 CD
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