来世で何になりたいか苦悶中の若だんな! 神様に気に入られる答えは見つかるの?
許嫁も決まった病弱若だんなは仕事を覚えたくて仕方がない!
渋る兄や達を説き伏せて働いたものの、三日で寝こんじゃった。
寝ながらできる仕事を探すことになったけど、悪戦苦闘。
しかも消えた死体を探せとか、猫又の長を決めろとか、おまけに神様まで……。
長崎屋の離れは今日も事件でてんてこまい!シリーズ第十四弾!
いつもながらの、若だんなが主人公の話です。
優しい若だんな。兄やたち。そして登場するおなじみの妖たちにほっこりです。
病弱だけど少しずつ若だんなは成長しています。そんな若だんなのなりたいものとは。
今回は神様まで動員して楽しく読ませてくれます。
「妖になりたい」と願った者。「人になりたい」と願った者。それぞれに訪れる結末。
願いの先にあったもの。目を見張るような感動とか傑作でなくとも、じんわりします。
ラストで以前の外伝とのつながりを感じられます。こういう事になるのですね。なるほど。
神様も出てくるし長屋に住み着いた妖かしも出てきて伏線も回収できているのが流石です。
もし生まれ変わっても若だんなと妖たちが仲良くすごせたらいいですね。
「なりたい」畠中恵さんのほろ苦さもあるシリーズ第十四弾です。

楽天からも購入できます。

「なりたい」畠中恵
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しゃばけシリーズ第14弾…らしい。
もはや、シリーズ何冊目だとか、内容がどうだとか、あんまり関係ないような気が。
ただひたすら、このほんわりした長崎屋の離れの、若旦那の居間の陽だまりの癒しが心地よくてページをめくっているように思います。
なりたい - 28~9日。 いや~、読むのに時間かかった。 すぐ寝ちゃったからね~。 前作では、縁談話が出てきて、 いよいよ話が進むのか?と思いきや、 今回はそんな感じもなく、またもマンネリ。 でも今回の話が『えどさがし』に続くんだっていうのはわかった。 『…
しゃばけシリーズなりたいの続きです。
人になりたい
道祖神が人になりたいとのこと。
村から少し離れたところに町ができたため往来に人の行き来がなくなり、
いつの間にか道祖神は草に埋もれ、祭りで賑わった頃を懐かしんでいた。
このままでは人から忘れられ、ただ朽ち果てるのを待つだけと思い、
いっそ人になる決心をする。
人の寿命は短いけれど、お菓子屋になり子供相手にしたほうが...
なりたい -
なるほど、これがあれに続くのね~
感想はこちら⇒くりきんとんのこれ読んだ
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