手のひらサイズの物語はいかが?
切なかったり、幸せだったり、恐ろしかったり、美しかったり――
あらゆる物語の楽しみが、ここにあります。
著者のすべてが詰まった、待望のショートストーリー集!
子供じみた嫉妬から仕掛けられた「いじわるゲーム」の行方。
夜更けの酒場で披露される「怖い話」の意外な結末。
バスの車内で、静かに熾烈に繰り広げられる「勝負」。
あなたの日常を見守る、けなげな「洗面台」の独白。
「鍵のかからない部屋」から出たくてたまらない“私”の物語―などなど。
日常/非日常の情景を鮮やかに切り取る18篇を収録。
収録作品
・いじわるゲーム
・怖い話
・キグルミ星人
・勝負
・カフェの風景
・入眠
・ぶつり
・ライブ感ふうん
・都市伝説
・洗面台
・ちょん
・もうすぐ五時
・鍵のかからない部屋
・何が困るって
・リーフ
・仏さまの作り方
・神様の作り方
・ぜんぶ困ります
一言でいうなら前回のショートショート短編集「短劇」のアクを少し強くした感じです。
ショートショートの特徴がよく出ていて、さくさくと軽快に読めますし、面白いです。
ただ「短劇」よりも筋の通らない、意味が分かりにくいお話が多かったように思います。
なので「短劇」がおもしろかった人にはいいと思うけど、苦手な方にはオススメ不可です。
「短劇」未読の方はリスクあり。 「流し台」という話は唯一よかったように思います。
飽きずに読めて面白いけど、坂木司さんに求める風味とは何か違うって思いが残ります。
怖い話もいいんですが、日常の謎ミステリーとか心の温かいお話が書ける作家さんなので、
もう少し、後味のよい、一般の人間が読んでも分かりやすいものを期待してます。
「何が困るかって」坂木司さんのちょっと毒のあるショートストーリー集です。

楽天からも購入できます。

「何が困るかって」坂木司
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何が困るかって 作者: 坂木司 出版社/メーカー: 東京創元社 発売日: 2014/12/12 メディア: 単行本 この商品を含むブログ (7件) を見る 坂木さんはほっこりとした話を書くことが多いイメージだけど、「短劇」などの短編集では結構グサッとくるような話をかくことが多い気がす
坂木司著「短劇」「何が困るかって」の短編集。
1個1個がとても短いので、1~2分でサクッと読めるので読みやすいです。
面白い話もあれば、ちょっと毒のあるブラックな話もあったり、
ゾクッとしたりエグイと思うような話もあるのでバラエティに富んでます。
まるで世にも奇妙な物語のような話が多いです。
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