『チーム・バチスタの栄光』のベストセラー作家にして医学博士の著者が
書いて、書いて、書きまくった!
ペンの力でAi(死亡時画像診断)の社会導入を進めた奮闘の記録!
2007年から7年7ヶ月7日間―
医学と司法の問題に斬り込み続けたブログ「海堂ニュース」がついに書籍化!
――私は捨て身で文章を書いています。作家は無頼者。
お仲間同士肩を寄せ合い、
言いたいことを自主規制するようになったらおしまいです。(本文より)
公式サイトで発表してきた「海堂ニュース」と、
「日経メディカルOnline」に約2年にわたって連載された「死因不明でいいんですか?」、
計120本の原稿を大幅改稿し収録。海堂尊の歴史がここに!
作家で医師の海堂尊さんがライフワークとして携わる死因確定医学におけるAi導入について、
公式サイトと日経メディカルオンラインに約8年間掲載したブログ記事をまとめた一冊です。
海堂尊さんの著作はほぼ読んでいて、Aiにもある程度関心があったので読んでみました。
これまでの作風から想像して、気軽に読めるエッセイならと手に取り読み始めたのです。
ですが、すぐにそんなお気楽な読み物でないことがわかるようになっています。
字の小ささに驚きますが、書いてあることも、ほとんどAiについての専門的な議論と、
実際に海堂尊さんがたどってきた既存勢力との闘いを延々と書き連ねたものです。
Aiの意義と必要性については、その主張に全面的に賛同していても所詮は素人なので、
難しい部分、面倒な部分は、はしょってようやく読み終えた次第です。
普通にしっかりと読んだらかなりのエネルギーと時間がかかるのではと思います。
逆に言えば、現代のAiに関する最前線の様子と、そこに至る経緯について詳しく知りたい、
という強い意欲があれば、読み通すのはやさしいでしょう。
主体となっているAiに関する部分以外の、ご自身の著作について触れている部分や、
本屋大賞についての批判等については、それなりに面白いです。
そちらのことに興味がある方は一読してみても良いかも、です。
「いまさらですが、無頼派宣言。」海堂尊さんの強烈なインパクトのブログ書籍化の一冊。

楽天からも購入できます。

「いまさらですが、無頼派宣言。」海堂尊
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