日本文藝家協会編
編纂委員/角田 光代、林 真理子、藤沢 周、町田 康、三浦 しをん
エッセイの名人たちの手にかかると,2016年はこんなに面白い年だったのか。
―本書編纂委員 林 真理子
■収録作品&筆者(五十音順) 「星と星のつながり」アーサー・ビナード
「クリスマスの路上で」青山七恵
「神様と友達」阿川佐和子
「S先生のクラス」あまんきみこ
「専門家の努力あってこそ」池澤夏樹
「あれが津島佑子さん」伊藤比呂美
「揚げもの」井上 都
「照れる人」永 麻理
「散歩で勝った喜び」蛭子能収
「若き含羞の人たち」岡野弘彦
「不完全な言葉」小川洋子
「自然と仕事」奥本大三郎
「畑ちがい,50年来の友だった」加賀乙彦
「運動音痴の私はマラソンに向いていた」角田光代
「塗り椀の卵 微妙に重い」片岡義男
「伊藤桂一さんを悼む」勝又 浩
「翻訳家というのは……」金原瑞人
「老成と円熟,華やぎ」川村 湊
「カバディ性」岸本佐知子
「中央フリーウェイの富士山」金田一秀穂
「寝言に返事はいりません」工藤美代子
「クリオネ事件」黒木 渚
「『夢中毒』から立ち直る」小島慶子
「夜明けのタクシー」佐々涼子
「勝負師のスパイス」佐藤 究
「美しい声とは」三宮麻由子
「旅先の本」椎名 誠
「蜷川先生を悼む」重本恵津子
「サービスする側も人間」柴崎友香
「猿の幸せ」柴田元幸
「包丁の思い出」しまおまほ
「海月と花火」下重暁子
「名前を覚えられない人のための社交術」辛酸なめ子
「シジュウカラにも言語があった」鈴木俊貴
「名文とは」瀬戸内寂聴
「ぼくたちには弱さが必要なんだ,ということ」高橋源一郎
「少数派の独り言」髙村 薫
「鼻毛に背負わせすぎ」武田砂鉄
「生きるために壁を越える」竹宮惠子
「黙って死ねない蟬」司 修
「『言葉以前』の人々のように」寺尾紗穂
「女流から女性へ」中沢けい
「出版不況と言うのをやめませんか運動」中村文則
「10日間のパリ」野見山暁治
「100人100色の痛快なカタルシス」萩原健太
「エスカレーター問題の解」橋本幸士
「書く技法 二つの仮名生む」馬場 基
「おばさん」林 真理子
「まずいものの『ま』」原田ひ香
「選挙に行こう」東山彰良
「昼下がりの『ぬき』」久間十義
「『食べる』に何が起こった! ?」姫野カオルコ
「明治の廃道が好き」平沼義之
「微妙なズレも,また妙味」平松洋子
「美の起源 生命と結びつく青」福岡伸一
「叡智」藤沢 周
「検索」藤野可織
「ごはんは食べたか?」星野博美
「世代の限界」穂村 弘
「環状に読む」堀江敏幸
「笑い 暴論 ライブ感 ふぎゃあ」町田 康
「脳でも旨い 人文学的知性」松木武彦
「田部井さんの死を悼む」三浦豪太
「抜歯涅槃図」三浦しをん
「破滅型クライマーの独白」宮城公博
「ゴジラよ,瞑れ」村田喜代子
「『いやいやいや』のよこばい」村松友視
「はな子,親父をよろしく」山川宏治
「食べてさえいれば」山田詠美
「役に真摯に向き合い」行定 勲
「意識とデジタル」養老孟司
「『三』の効用」吉田篤弘
「最後の下宿屋」リービ英雄
「虚旅」ワクサカソウヘイ
「マグロの真実」渡辺佑基
出版社からのコメント
2016年に新聞や雑誌などに発表された数多くのエッセイの中から厳選した75編。
さまざまなジャンルの書き手たちがえがく,日常生活から切り取った機知に富んだ随想,
意見文,そして2016年に亡くなられたあの方に捧げる一文などなど。
珠玉のエッセイ群を,ぜひご堪能ください。

楽天からも購入できます。

「ベスト・エッセイ 2017」日本文藝家協会
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