著者二年ぶりのスペクタクル長編!
天下は豊臣から徳川へ―。
重なりあった不運の末に、あえなく伊賀を追い出され、
京(みやこ)でぼんくらな日々を送る“ニート忍者”風太郎。
その人生は、1個のひょうたんとの出会いを経て、奇妙な方向へ転がっていく。
やがて迫る、ふたたびの戦乱の気配。
だましだまされ、斬っては斬られ、燃えさかる天守閣を目指す風太郎の前に現れたものとは?
これまでのサークル物や地域物と違う、歴史物って大丈夫かなと思っていたのですが、
万城目学さんのユーモアのある文章が歴史小説にもマッチしていて、すごく面白かったです。
タイトルと作者からコメディを想像される方も多いと思いますが、意外と真面目です。
中国の武術物のように主人公が強くなるかもと思ってたら、いい意味で想像と違ってました。
子供でもわかりやすい内容でテンポもよく、分厚い本なのにあっという間に読めました。
おおざっぱに分類すれば、ファンタジーあり歴史ありユーモアありの忍法絵巻です。
その一方で、ちゃんとしたシリアスな歴史物としての魅力も損なわれていないと感じました。
展開が早く、結構読み進めやすいのですが、読後に心に残るものがあり、楽しめました。
波乱万丈な時代を生きる風太郎の活躍。読み応えもあり、大変面白い作品だと思います。
「とっぴんぱらりの風太郎」万城目学さんの歴史物。想像以上に楽しかったです。

楽天からも購入できます。

「とっぴんぱらりの風太郎」万城目学
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とっぴんぱらりの風太郎 万城目学
天下は豊臣から徳川へー。重なりあった不運の末に、あえなく伊賀を追い出され、京(みやこ)でぼんくらな日々を送る“ニート忍者”風太郎。その人生は、1個のひょうたんとの出会いを経て、奇妙な方向へ転がっていく。やがて迫る、ふたたびの戦乱の気配。だましだまされ、斬っては斬られ、燃えさかる天守閣を目指す風太郎の前に現れたものとは?(BOOKデータベースより...
本年第1冊目は、万城目さん初の時代物。
にして、第150回直木賞の候補作品に挙げられている作品です。発表は今月16日とか。
取る!きっと風太郎(「ふうたろう」じゃなく、「ぷうたろう」ですよ)が取る!文藝春秋の刊行だし!
・・・といっても、今回の他の候補作を見てみても、どれも読んだことがなかったので、比較して風太郎が一番よい、というような客観的な意見では全然ありまっせん。(とりいそぎ...
天下は豊臣から徳川へ―。
京(みやこ)でぼんくらな日々を送る“ニート忍者”風太郎。
その人生は、1個のひょうたんとの出会いを経て、
奇妙な方向へ転がっていく。やがて迫る、ふたたびの戦乱の気配。
だましだまされ、斬っては斬られ、
燃えさかる天守閣を目指す風太郎の前に現れたものとは?
内容(「BOOK」データベースより抜粋)
信じます。
本書は忍び(しのび)のなりそこない...
とっぴんぱらりの風太郎(2013/09/28)万城目 学商品詳細を見る
久しぶりの万城目作品は、時代モノ!
感想はこちら⇒くりきんとんのこれ読んだ
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