装画は那須香おり。装幀は新潮社装幀室。
「小説新潮」掲載に加筆。連作短編集。
空は何色:わたし・風子は19歳で画廊受付。コックの大岸豪介=ゴンちゃんと…。
心をこめて、待つ:私・洋子は子持ちの未亡人。バイト先のスナックに来た客は。
桔梗を買った日:わたし・風子は25歳で河野さんと交際中。円山社長を見舞って。
愛する人に歌いたい:私・夏来を悩ます分裂感。河野くんと結婚。岬との出会い。
あなたへと続く道:わたし・風子は39歳で夫と米在住。知り合ったワカちゃんは。
人を愛することの歓び、切なさ、苦しさが伝わってきました。
始めの主人公、風子に感情移入していたら次の主人公、
洋子の持つ凛とした誠実さもすごくわかって共感。
風子、洋子、ゴンちゃん、それぞれにその時の言葉では
言い表せられない気持ちが痛いほど胸に迫ってきました。
そして5年後10年後という推し量れない未来。
時の流れの先で風子に訪れる出来事。
時間をかけてやっとわかることを自分に投影して噛み締めたり。
途中の作品が登場人物で繋がりを持つ構成も絶妙です。
好きで好きでたまらない抑えきれない想い。
狂おしく情熱的な愛の行為。愛おしくて切なくて涙も。
「愛情や幸せは、心の中でも胸の中でもなく、
もしかしたら皮膚の表面に、宿るものかもしれない」(p97)。
ゴンちゃんの大阪弁が温かく優しい印象でした。
芍薬、クイーンアンズ・レース、桔梗、桜、デイジー、チコリ…
花々とフォークソングが物語に彩りを添えます。
タイトルなしは…♪にぎやかだった街も(p140)は
チューリップの「心の旅」。
♪季節のない町に生まれ(p70)は
泉谷しげるさんの「春夏秋冬」ですね。おすすめ。
好き、だからこそ
小手鞠 るい

好き、だからこそ 小手鞠るい
「小説新潮」掲載に加筆。連作短編集。
空は何色:わたし・風子は19歳で画廊受付。コックの大岸豪介=ゴンちゃんと…。
心をこめて、待つ:私・洋子は子持ちの未亡人。バイト先のスナックに来た客は。
桔梗を買った日:わたし・風子は25歳で河野さんと交際中。円山社長を見舞って。
愛する人に歌いたい:私・夏来を悩ます分裂感。河野くんと結婚。岬との出会い。
あなたへと続く道:わたし・風子は39歳で夫と米在住。知り合ったワカちゃんは。
人を愛することの歓び、切なさ、苦しさが伝わってきました。
始めの主人公、風子に感情移入していたら次の主人公、
洋子の持つ凛とした誠実さもすごくわかって共感。
風子、洋子、ゴンちゃん、それぞれにその時の言葉では
言い表せられない気持ちが痛いほど胸に迫ってきました。
そして5年後10年後という推し量れない未来。
時の流れの先で風子に訪れる出来事。
時間をかけてやっとわかることを自分に投影して噛み締めたり。
途中の作品が登場人物で繋がりを持つ構成も絶妙です。
好きで好きでたまらない抑えきれない想い。
狂おしく情熱的な愛の行為。愛おしくて切なくて涙も。
「愛情や幸せは、心の中でも胸の中でもなく、
もしかしたら皮膚の表面に、宿るものかもしれない」(p97)。
ゴンちゃんの大阪弁が温かく優しい印象でした。
芍薬、クイーンアンズ・レース、桔梗、桜、デイジー、チコリ…
花々とフォークソングが物語に彩りを添えます。
タイトルなしは…♪にぎやかだった街も(p140)は
チューリップの「心の旅」。
♪季節のない町に生まれ(p70)は
泉谷しげるさんの「春夏秋冬」ですね。おすすめ。
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好き、だからこそ
小手鞠 るい

好き、だからこそ 小手鞠るい


時間をかけてやっとわかること、ほんとうにその通りですよね。
それがすんなり飲み込めるのがこの小説のいいところだと思います。
優れた文章じゃないと、「時間がかかるなんてそんなのただの言い訳だろう」と思ってしまうところを、この小説はすんなり納得できるとこがいいのだと思います。
たくさん読まれてますね!これからもよろしくお願いします。
ご訪問、コメントありがとうございます。
「エンキョリレンアイ」いつか映像化されるといいですね。きっとより多くの人たちが感動を受け取られることでしょう。
またよろしかったお気軽にお越しください。
ご訪問、コメント、TBありがとうございます。
小手鞠さん初読みだったので読み間違えしてないか不安だったのですが、コメントいただけて安心しました。
時間がかかることを言い訳でなく、すんなり納得できるのがこの小説のいいところなのですね。作品にしっかりとした説得力があるように感じました。
こちらこそこれからもよろしくお願いします。
またお気軽にお越しください。
小手鞠さんの作品は初めてでしたので、どんなものなのかなと検索してこちらに辿り着きました。TBもさせてもらいました。
私も短編だけど登場人物で繋がっているという作品は好きです。その人の一面を見られるようで興味がわきますね。最後のワカちゃんもそのうち成長するんでしょうね。
本当に文章が流れるように美しくて、切なさも情熱さも幻想的な感じがしました。
藍色さんはたくさん読まれているんですね。また参考にさせていただきたいと思います。
コメント、TBありがとうございます。
連作短編、特に登場人物で繋がってると作家さんの思いが伝わってくるみたいでいいですよね。別の一面がくっきりと浮かび上がるみたいです。ワカちゃんの奮闘(?)は微笑ましさと、ちょっといらだちも。成長していい女になりなさいよって言いたくなりました(笑)。
流れるような文章の美しさに魅了されて、切なさや情熱や想いが一種、幻想的にさえ感じられましたね。
参考にしてくださるのですか?読んでる本はわずかで偏ってますけど、何かMamさんのお役に立てたらうれしいです。
また合う記事がありましたら、TB、コメントお気軽にどうぞ。
これからも、よろしくお願いいたします。
読みました〜。
けれど、私の恋愛観とのズレを感じてしまって、イマイチ波に乗れませんでした。
ゴンちゃん、憎めないのは憎めないんだけれど…恋人や夫にしたら苦労しそうだと思っちゃって(^_^;)
せっかくおススメしていただいたのに、すみません。
こんばんは。読んでくださってありがとうございました。
作品が合わなかったみたいで、ごめんなさい。
登場人物の京都の言葉、関西の言葉のあたたかさが少しよかったくらいでしたね。