粋な提案
読書の喜び、ご一緒に。本の書評・ブックレビューです。
ソロモンの犬 道尾秀介
相模野大学の応用生物学部に入学した秋内静(あきうちせい)は、
学内で不愛想な友江京也と知り合います。
羽住智佳に近づきたい秋内に、
「いつも智佳といっしょにいる巻坂ひろ子と俺が付き合うから、
俺と仲良くしていればいい」と発言実行。秋内は智佳と友人関係に。
夏の日曜日、微生物学を教えている椎崎鏡子助教授の十歳のひとり息子で、
四人の顔見知りの陽介、愛犬のオービーに起こったのは―。
道尾さんには「シャドウ」「片眼の猿」で、すっかりやられました。
なので、何気ないエピソードも伏線、の心構えで読みました。
事件をきっかけに揺らぐ四人の関係。事故なのか殺人なのか。
思わせぶりな台詞の数々。鍵を握るオービーの行方。そして真相は?。
読み進んで全体像が見えたと思ったら、衝撃です。
でもこれは、コジツケしてたら当たってました(笑)。
ちょっとピントがずれてるけど神経質な主人公秋内と、
動物生態学者の間宮未知夫助教授のキャラクターが面白くてユーモア風味も。
バラバラのピ−スが最後にきっちり収まるのが、快感です。
悲しく痛ましい場面もありますが、少し爽やかな(ネタバレ?)青春ミステリーでした。
ネタバレになりそうなことは伏せておきます。
たぶん読まれて、ご訪問いただく頃には私が忘れているので、
コメント部分はネタバレOKです(笑)。
関連情報 道尾秀介の読了本
・・シャドウ 道尾秀介
・・片眼の猿 One‐eyed monkeys 道尾秀介

道尾秀介 | コメント(24) | トラックバック(19) | ↑ページトップ
この記事へのコメント
リベ | URL | 2007/08/29 (水) 21:10
本読み巧者のリベさんも、はまってしまわれました?。道尾さんってやっぱり油断できませんよね。そうそう、おじいちゃんのエピソードとの繋がり、秀逸でした。読み慣れてきたせいか?私も作品の衝撃度は低い気が…。この爽やかな終わり方、読み間違ってなかったみたいで安心しました。
唐突ですが『カラスのジョンソン』読みました。時間が取れなくて記事は断念しちゃいましたけど(汗)。シンプルで力強い文章。母、里津子と陽一の母子家庭の事情…。陽一とジョンソンの気持ちが印象的で最後は涙でした。
『ジェネラル・ルージュ』のお話、来てくださった方にすごく好評でいつも感謝しています。これからも書き込み、お待ちしていますね。
藍色 | URL | 2007/08/30 (木) 01:27
キャラクターが良かったですよね。とくに間宮教授は一作限りでは惜しいキャラなので、別の作品とかでも脇役とかで出てほしいです!
juice78 | URL | 2007/09/01 (土) 01:20
キャラクターが特徴があって良かったですよね〜。そうそう、間宮教授って一作限りでは惜しい際立ったキャラでした。別の作品に脇役で出てほしいですよね。いつの間にか続けて間宮教授シリーズに(笑)。
藍色 | URL | 2007/09/01 (土) 03:37
ぐいぐいひきつけられて一気に読みました。
内容的には好きではないのですが〜(笑)
まんまと騙されましたよ。ふふ。
確かに、間宮助教授はこのまま眠らせて
おくには惜しい存在ですよね。
naru | URL | 2007/09/03 (月) 20:20
ひきつけられましたね。「ぐいぐい読ませるとこは星四つ」にうなづきました。
やっぱり騙されました?。でもこれが快感になるんですよ〜(笑)。
でも「内容的には好きではないのですが」にちょっと心配したりしてます。
あ、間宮先生って助教授でした?(汗)。人気ありますね。やっぱり近々再登場を(笑)。
藍色 | URL | 2007/09/04 (火) 02:27
軽い雰囲気で読みやすかったです。
最後のほうで仕掛けがいっぱい爆発するのはなかなか。
さすがにサービス精神満点と思ってしまいました。
オービーが健気で可愛かったです。
ちきちき | URL | 2007/09/16 (日) 22:14
こんにちは。ライトタッチで気軽に読めました。
“仕掛けがいっぱい爆発”は的をえた表現ですね。今回も楽しませてもらいました。
オービーの健気さに、ちょっと胸キュン?!。
藍色 | URL | 2007/09/17 (月) 17:17
最初の喫茶店の名前からしっかり伏線になってましたね〜。
私も騙されないぞ〜と思いながら読んだんですが、今回はすっかりやられてしまいました。
ミステリだけでなく主人公秋内を中心とした青春小説としても楽しかったです。
エビノート | URL | 2007/09/28 (金) 23:57
こんばんは。最初の喫茶店の名前「Welcome to riverside cafe SUN's」でしたね。
あら、今回はすっかり…でした?。「片眼の猿」はわかられてたので意外です。
秋内たちのキャラクター、青春小説の風味に特徴があって楽しめましたね。
藍色 | URL | 2007/09/30 (日) 03:36
こんにちは!
道尾さんにしては、明るい内容でしたね。人が死んでいるのに、明るいもないのでしょうが、今までのように、こどもを圧迫するような内容がないのがよかったです。
こんばんは。道尾さんの暗いイメージ、少しやわらぎましたね。
大学生たちの青春ストーリーと間宮助教授のキャラクターで明るさが感じられました。
藍色 | URL | 2007/10/02 (火) 02:51
陽介君の死がとても悲しかったのですが、あれがなければ物語にならないし…
ラストが良かったですね。
なな | URL | 2007/10/21 (日) 21:34
この本も藍色さんの書評を読んで図書館に予約した本でした。
いつもありがとうございます。
最近は、このブログに紹介された本が予約リストに連なっています。
トラックバックも送らせていただきました。
道尾さんの作品って結末が見えないので、騙されるのを楽しむのはいいスタンスかも。
陽介君の死は物語には不可欠ですが、やっぱり悲しかったですね。
ラストの爽やかさが印象的で、良かったです。
藍色 | URL | 2007/10/23 (火) 17:43
こちらも参考にしてくださって、トラックバックもありがとうございます。
あら〜、予約リストに連なっているんですか!?。
読み間違いしてなければいいんですけど(汗)…こちらも楽しめたみたいで良かったです。
藍色 | URL | 2007/10/23 (火) 18:13
ずっとコマセか!コマセか?って疑ってました。
たまねぎ | URL | 2007/10/24 (水) 02:39 | 編集
道尾さんってすごいですよね。
これからも、あっさり足元をすくわれそうです。
藍色 | URL | 2007/10/25 (木) 18:45
今回もあっさり騙されてしまいました。
あまりに爽やかなラストに、「私って汚れてる」と自己嫌悪さえ・・・(笑)
マン・マミーヤは不思議な魅力で、良かったですね。
この流れと伏線、騙されますよね。あら、自己嫌悪なんて…私も少し(笑)。
今思いついたんですが間宮助教授って、もしかするとマニア助教授?(笑)。
藍色 | URL | 2007/11/05 (月) 02:40
ラストの展開は、チャンチャン♪って感じで爽やかでした。ま、確かに数人死んでるのでチャンチャンでもないですが。
じゃじゃまま | URL | 2007/11/11 (日) 00:26
今回は甘めでしたね。いい方の裏切りでしたからOK、わかります。
大学生たちが主人公で青春ものの雰囲気もあって、思ってたより爽やかでした。
藍色 | URL | 2007/11/11 (日) 17:13
ユーモア
こんにちは。ラットマンに比べると、ユーモアもあり
とても読みやすかったです。
ま、相変わらず女性陣に魅力は感じられないのですが(笑)
子供と犬というとりあわせが
痛ましさも感じましたが、道尾さんの入門編には
ぴったりな作品でした。
BEE | URL | 2008/03/10 (月) 11:19
道尾作品には珍しく(?)ユーモラスで楽しめましたね〜。女性陣は…ねぇ(苦笑)。
子供と犬でBEEさんどうかな〜って心配も杞憂で、気に入られたみたいでよかったです。
藍色 | URL | 2008/03/12 (水) 05:28
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juice78 2007/09/01 (土) 01:17
道尾秀介『ソロモンの犬』「カーミング・シグナル」をご存知ですか。
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