粋な提案
読書の喜び、ご一緒に。本の書評・ブックレビューです。
片耳うさぎ 大崎梢

装幀は藤田知子。装画・見取り図・本文カットは大庭賢哉。
小学六年生の蔵波奈都は父の実家に引っ越して約1ヶ月。古くて大きなお屋敷に馴染めず苦痛の日々。頼りの母親が祖母の看病で、週末まで一人で過ごす窮地。級友の一色裕太からの紹介で中学生のさゆりに泊まってもらうことに。その夜、蔵波家に興味津々で好奇心旺盛なさゆりに引っ張られて忍び込んだ屋根裏で、ふたりが目にしたものは?。耳にする不吉な「うさぎ」の言い伝え…。屋敷に隠されているのは?…。
屋根裏、隠し階段、押入れの奥。目次裏の見取り図を見ながら、ふたりと屋敷探検しているような、わくわくドキドキの気分で読みました。楽しかったです。可愛くて、微笑ましいエピソードもあちこちに盛り込まれています。始めはいじいじしてて気弱だった奈都が、だんだんと不安や恐怖を乗り越えて謎に取り組み、成長していく姿。一生懸命で素敵です。そして終盤で明らかになる真相には驚きました。蔵波家の人たちの素顔がわかって、心穏やかになる優しい結末が心地よかったです。面白くてほのぼのとあたたかい気持ちになれた作品でした。
関連情報 大崎梢の読了本
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・・配達あかずきん 成風堂書店事件メモ 大崎梢
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大崎梢 | コメント(34) | トラックバック(24) | ↑ページトップ
この記事へのコメント
BEE | URL | 2007/09/06 (木) 09:25
テンポの悪さ、スローモーな感じは奈都目線だから?長編だと起こる癖?これも謎です。
あたたかい結末が素敵でした。謎解きにこだわりすぎない方が良かったのかもですね。
大崎さんの持ち味はやっぱり短編で発揮されるみたいです。
藍色 | URL | 2007/09/06 (木) 15:08
成風堂シリーズでは物足りなかった可愛さや温かさがたくさんありましたね。
お屋敷探検は、私もハラハラドキドキでした。
私は今回の長編はしっくりきました。
こういう作品がもっと増えるといいなぁと思います。
こんばんは。可愛さや微笑ましさ、いっぱい描かれていました。
お屋敷探検、一緒に歩いているみたいでドキドキしながら楽しめました。
シリーズ外の作品も、もっと書いてほしいですね。
藍色 | URL | 2007/09/08 (土) 02:54
なんてぜいたくでしょうか。
さゆりさんの変わった性格ももっと見てみたいです。
ふらっと | URL | 2007/09/10 (月) 17:43 | 編集
屋敷の謎は解決しましたけど、この魅力的なふたりのその後、見てみたいですよね。
今度は奈都が中学生ではいかがでしょう?。そしてさゆりさんの好奇心の先は?(笑)。
藍色 | URL | 2007/09/12 (水) 03:00
でも、見取り図は必須アイテム!
絶対に迷子になりそうです(^_^;)
あらすじなどをチェックして読まなかったので、
『片耳うさぎ』って、てっきり座敷ワラシみたいな妖怪だと思い込んでました…。
エビノート | URL | 2007/09/17 (月) 22:59
楽しそうなお屋敷探検、行くなら見取り図は手放せませんよね。持っててもきっと迷子になりそうなので、案内板がほしいくらいです。
タイトルから連想したのはメルヘンチックな物語だったのですが、まさかお屋敷ものとは…。でも隠し部屋でその要素も少しあったのでよかったかな、と。
大崎さんの妖怪もの…、読んでみたくなりました(笑)。
藍色 | URL | 2007/09/18 (火) 03:21
こちらでは、はじめましてです。私も成長する奈都の姿を魅力的に
感じたので、同じ感想をお持ちの藍色さんの記事を拝見し、とても
うれしく思いました。
本日再びコメントいただき、ありがとうございました。私の記事から
もトラックバックさせていただきましたので、よろしくお願いします。
これからも記事という形で、読書の喜びをおすそ分けしていただける
とうれしいです。これからもよろしくお願いします!
コメント、トラックバックありがとうございます。
臆病で小心だった奈都が成長する姿、とっても魅力的でしたね。
同じ感想をうれしく思われて、共感してくださったんですね。
記事で読書の喜び楽しさ、共有していけたらうれしいです。
こちらこそ、これからもよろしくお願いします。
藍色 | URL | 2007/10/11 (木) 02:44
お屋敷探検はわくわくしましたね。
隠し部屋の描写も良かったです。
うさぎという可愛らしい動物を不気味なものとして使う作者のセンスに脱帽でした。
たん2 | URL | 2007/10/12 (金) 00:30
お屋敷探検はわくわくどきどきでしたね。隠し部屋もお約束通りみたいでうれしくて。
そうそう、人畜無害なはずのうさぎを不幸の兆しにしたセンス、驚きでした。
藍色 | URL | 2007/10/12 (金) 18:00
成風堂シリーズ以外の本でしたが、良い本でした。
犬神家風のお話になりかねないところを、ふわふわとまとめているのが
流石だと思いました。
リンクを張って、トラックバックを送らせてもらいました。
ありがとうございました。
今更ですがこんばんは
冒頭に地図とか見取り図が付いていると、それだけで得した気分になってしまいます。屋根裏部屋は羨ましい。たまねぎ | URL | 2007/10/17 (水) 22:51 | 編集
見取り図があって、二人と一緒に探検してるようなワクワク感がありましたよね。
なな | URL | 2007/10/17 (水) 23:36
いつもトラバ、コメント、リンクありがとうございます。
成風堂シリーズを離れても、大崎さんの良さが出てましたね。
横溝正史っぽいアイテムを揃えて危ぶみましたけど、あたたかくて楽しめました。
藍色 | URL | 2007/10/18 (木) 17:10
冒頭の地図や見取り図って、あると期待が高まりますよね。
お屋敷住まいが羨ましいです。屋根裏部屋、ほしいですね。
藍色 | URL | 2007/10/18 (木) 17:22
来てくださって、ありがとうございます。
見取り図を見返しながら、ワクワク気分で盛り上がって一緒に探検していました。
藍色 | URL | 2007/10/18 (木) 17:28
だけどな〜〜〜、もったいつけるのがちょっとな〜〜。(笑)
じゃじゃまま | URL | 2007/10/22 (月) 23:39
前半引っ張るのは意図的なのか癖なのか、わからないのがミステリって思ってます(笑)。
後半の冒険と解決の鮮やかさは、さすがでしたね。
藍色 | URL | 2007/10/23 (火) 18:27
またTBさせていただきました。
横溝調になるかと思わせて、心温まるラストでしたね♪
みなさまのコメント拝見して、奈都の怖がりに共感している自分が少数派なのを知りました。他の人の感想を読むのって、本当に面白いですね。
TB、コメントありがとうございます。うれしいです。
道具仕立ては横溝調、でも大崎さんらしいあたたかい結末が素敵でしたね。
奈都の怖がりへの共感、花梨さんの体験からなので少数派でも大丈夫ですよ。
いろんな方の感想を拝見できるのが、ブログの楽しさ面白さって実感しています♪。
藍色 | URL | 2007/10/29 (月) 02:59
大きなお屋敷のミステリーときたら、
かなり興味津々で買おうか迷ったものの、
結局図書館で借りてきてしまいました。
見取り図もついているし、屋根裏部屋や隠し部屋とか
もうー、屋敷マニアだったら読まずにおれない作品(苦笑)
まぁ、奈都の目線から書いているので、
蔵の様子とかも、そんなマニアチックなところまで
触れていないのが残念だったけど。。
でも、久しぶりに横溝とか思い出して、嬉しい作品でした。
個人的には、雪子伯母さんが変わっていくのとか、
所々出てきて、姫様なのがツボでした(笑)
TB、コメントありがとうございます。
好きな作家さんでも外れる事はあるので、図書館本で確かめてからは正しいって思います。
屋敷マニアの方には垂涎の舞台でしょう。でも奈都目線で描写が薄いのは残念でした。
横溝作品を思い出すような設定が懐かしかったです。
雪子伯母さんの変化、姫様キャラが見え隠れして笑えましたね。
藍色 | URL | 2007/11/08 (木) 03:04
二人が屋根裏に忍び込むあたり、ワクワクという感じでした。
旧家の謎解きの話だけど、おどろおどろしくないのもよかったです。
mint | URL | 2007/11/09 (金) 10:27
二人の屋根裏から始まる冒険、ワクワクどきどきでしたね。
道具仕立ては横溝風、でもきちんとあったかい大崎作品で楽しめました。
藍色 | URL | 2007/11/11 (日) 16:43
最後が心があったまる感じで、良かったですよね。
やっぱりラストはこうでないと。
奈都もだんだん成長していきましたよね。
あの推理は見事だと思いました。
大崎さんの作品、好きです^^
最後に新しい家族の絆が生まれて、心があたたかくなりましたね。
奈都の成長が微笑ましくて、推理の発想が見事でした。
大崎さんらしい、素晴らしい作品ですよね。
藍色 | URL | 2007/11/20 (火) 02:21
読後感のよい作品でしたよね。
前半がすこし冗長すぎた感は否めませんが、ラスト近くになってピッチがあがってきたので、まぁよしとしましょう(笑)
ゆう | URL | 2007/11/21 (水) 08:53
気持ちいい読後感でしたね。
長すぎる前半は気になりましたが、後半のめざましい活躍を楽しみました。
藍色 | URL | 2007/11/24 (土) 03:06
自分らしい強さを発揮した奈都と、ラストの温かみが良かったです。大崎さんの別のも読んでみたいな〜と思いました。
romi | URL | 2008/04/19 (土) 03:10
秘められていた能力が目覚めた奈都の活躍、温かい結末が心地よかったですね。
別のは「天才探偵sen公園七不思議」(ポプラポケット文庫 63-1)がおすすめです。
藍色 | URL | 2008/04/20 (日) 03:43
『天才探偵sen公園七不思議』がお勧めですか!七不思議と少年探偵団風ってところが惹かれますね。
お勧め紹介ありがとうございます!
『成風堂書店シリーズ』もありますが、これから入られたので少年ものかなと思って。
はい、そのまま少年探偵団風です。読みやすいのでじっくり楽しまれてくださいね。
藍色 | URL | 2008/04/21 (月) 04:12
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う〜ん・・・
辻村さんの作品の合間に読んだせいかどうもテンポが悪くてジリジリして
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あまり謎解きに重きを置かない方が
良かったのかもしれませんね。
やっぱり大崎さんは短編だわ、と
思ってしまいました。