装画は三木謙次。装丁は角川書店装丁室。
「怪」「野性時代」掲載。連作短編集。
お江戸の片隅、お紅と清次の姉弟が切り盛りする出雲屋は古道具屋兼損料屋。
何でも貸し出す中に、百年を経て付喪神(つくもがみ)に化した古道具たちが。
噂話好きでおせっかいな妖怪たちは出先で見聞きしたことを話し始めて…。
煙管(キセル)の五位、掛け軸の月夜見(つくよみ)、姫様人形のお姫、
根付けの野鉄(のてつ。
こうもり形)、櫛のうさぎなどユニークで楽しいキャラクターの妖怪たち。
でも、しゃばけシリーズとは異なり、
人間とは距離を置き主に仲間と話すスタンスです(大人?)。
身近な謎や事件を清次がつくもがみと協力して解決していきます。
香炉:蘇芳にまつわる男の行方が気になるお紅。
それを気にかける清次とお紅の微妙な機微。
三人の関係の謎が引っ張る展開。
最後は清々しく後味のいい結末で、にっこりでした。
目次:利休鼠/裏葉柳/秘色/似せ紫/蘇芳

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今日読んだ本は、畠中恵さんの『つくもがみ貸します』です。
しゃばけシリーズとまた違った妖たちの活躍するお話。お紅と清次は深川で損料屋を営む姉弟。その二人が商う古道具の中には100年のときを経て付喪神になったものも多い。その古道具と姉弟が繰りなす人情話。
江戸の片隅、姉弟二人が切り盛りする「出雲屋」。鍋、釜、布団、何でも貸し出す店ですが、中にはちょっと妙な品も混じっているようで……妖怪たちが引き起こす騒動の数々、ほろりと切なく、ふんわり暖かい連作集。<Amazon 出版社 / 著者からの内容紹介 より>畠中恵さんの
生まれて百年を経ると器物の中には付喪神(つくもがみ)なるものがいるという。
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つくもがみ貸します畠中 恵江戸・深川で出雲屋という古道具屋兼損料屋を営む清次とお紅。そこに集まってくる古道具の中には長い年月を経て”付喪神”になったものがたくさんある。普通彼らは人間がいるところではしゃべらないのだが、姉弟の前ではおかまいなしに話し出す。
つくもがみ貸します畠中 恵 角川書店 2007-09売り上げランキング : 1109Amazonで詳しく見る by G-Tools内容説明江戸の片隅、姉弟二人が切り盛りする「出雲屋」。鍋、釜、布団、何でも貸し出す店ですが、中にはちょっと妙な品も混じっているようで…。妖怪たちが引き起こす
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つくもがみ貸します
書籍「つくもがみ貸します」 畠中恵・著 角川書店・刊を読了。
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つくもがみ貸します 畠中恵
古道具屋兼損料を営む、お紅と清次姉弟の話。
損料屋というのは、ものをお客さんに貸し出す商売です。
この2人が営む古道具屋の品の中には、作られてから100年経って、「つくもがみ」という妖怪になったものがいました。
お紅と清...
つくもがみ貸しますクチコミを見る
# 出版社: 角川書店 (2007/09)
# ISBN-10: 4048737864
評価:82点
江戸、深川で古道具屋兼損料屋を商っている若いお紅と清次。
損料屋というのは、今で言うレンタル屋であって、鍋、櫛、掛け軸、根付までなんでも貸し出す店
『つくもがみ貸します』
畠中恵 角川書店
生まれて百年を経ると器物の仲には付喪神、妖と化すものがある。
彼らはしゃべることができるのだが、
百年の残るということは、大切にされてきた高価な品であることが多い。
そのため蔵などに仕舞われっぱなしと...
著者:畠中 恵
出版社:角川書店
紹介文:
久々の畠中さんの作品です。
古道具屋兼損料屋「出雲屋」は、鍋でも布団でも何でも貸してくれる便利なお店。けれど古い道具の中には「付喪神」が付いているのもがあって、という不思議で楽しい連作短編集。
「しゃばけ」
**************************************************************** お江戸の片隅、お紅と清次の姉弟二人で切り盛りする 小さなお店「出雲屋」。鍋、釜、布団にふんどしまで 何でも貸し出す出雲屋ですが、よそにはないような ちょっと妙な品も混じっているようで…。 *...
《しゃばけ》シリーズでお馴染み畠中さんのお江戸を舞台に
付喪神を登場させた新作。
つくもがみ貸します畠中 恵 (2007/09)角川書店 この商...
最初はクセがあってイマイチ進みが悪かったのですが、
途中から面白くなってきました。
つくもがみ貸します 作者: 畠中恵 出版社/メーカー: 角川書店 発売日: 2007/09 メディア: 単行本 紅と清次の姉弟が営む古道具屋兼損料屋(今でいうところのレンタルショップ?)の出雲屋には付喪神がいっぱい。 和気藹々なしゃばけとは雰囲気がちょっと違ってよそよそしい。
登場する付喪神たちが個性的で愉快でした。
彼らの会話も楽しかったし。
清次とお紅の関係もさわやかでしたね。