粋な提案
読書の喜び、ご一緒に。本の書評・ブックレビューです。
ホテルジューシー 坂木司

装幀はtheGARDEN石川絢士。「野性時代」掲載+書き下ろし。連作短編集。
語り手の柿生浩美は大学の夏休み、石垣島の民宿でアルバイト。
オーナーから頼まれ那覇のボロ宿、ホテルジューシーへ。
先輩の松谷さんはさらりと去って残るは頼りないオーナー代理の安城幸二、
腕のいい料理人の比嘉照子さん、掃除のクメばあとセンばあ。
健気に奮闘するヒロですが…。
沖縄らしいアバウトで「てーげー」な雰囲気に戸惑いながら馴染んでいく浩美。
会話のやりとりが楽しいです。
現役引退した山本さん、女子高生ギャルのユリ&アヤ、自称骨董屋の田中さん、
ブログを書いてる矢田さん、お弁当売りのヤスエさん、円満すぎる久保田夫妻。
…宿泊客にまつわる謎とトラブル。
大家族の長女の浩美は持ち前の正義感から、つい深入り。
融通のきかなさにちょっと苦さ。
自己満足ってわかってても助けたい思いや行動、
成長していく様子に好感が持てました。
手助けする昼夜二重人格のオーナー代理が微妙にいい男。
すっきりの読後感でした。
沖縄の景色、風土、温かい人々が魅力的。
ポーク玉子など沖縄料理がいっぱい出て来て美味しそう。
ドゥルワカシーを食べたくなりました。
今回は挟み込みの坂木司特別便「ホリデーとホテルと僕」、
テープ貼り付けで読了。
目次:ホテルジューシー/越境者/等価交換/嵐の中の旅人たち
/トモダチ・プライス/≠(同じじゃない)/微風
関連情報 坂木司の読了本
・・ワーキング・ホリデー 坂木司
・・シンデレラ・ティース 坂木司
さ坂木司 | コメント(36) | トラックバック(27) | ↑ページトップ
この記事へのコメント
BEE | URL | 2007/10/15 (月) 13:25
日常の生活感のあふれる沖縄でしたね。おばあがあったかくて、別れが切なくなります。それにしても、坂木さんの本は、どれもご飯がおいしそうです。
オーナーを谷原章介さん、いいですね。昼夜二重人格のメリハリ、嵌まりそうです。
藍色 | URL | 2007/10/16 (火) 02:30
最初はあまりのれなかったので、もっと辛口になるやと
思っていたのですが、数日あけて読むと意外にさくさく
読めました。なんでだろ〜(笑)
今回はあんまりいい人じゃない人も出てきたりして。
『ワーキング・ホリデー』にくらべ、キャラがあと一歩
だった気がしました。
今回は特別便「ホリデーとホテルと僕」ついていたん
ですね〜。良かったね♪
TB、送らせていただきました。
最初と最後だけ読まれたんですね。エッセンスをしっかり感じ取られててさすがです。
沖縄の生活感がいいですね。帰ってくるって決めてるおばあたち、あったかくて好きです。
坂木さんの作品って、おいしそうなご飯が必ず描かれててお腹が空きますね(笑)。
藍色 | URL | 2007/10/20 (土) 18:57
出だしは浩美と同じように戸惑いもあって、乗りにくかったのかも。
甘口に書いてたので、naruさんのレビューが辛口にならなくてよかったです。
リゾートとは裏腹の、ダークな部分も描かれていましたね。
確かにキャラの押し出しは『ワーキング・ホリデー』より弱かったみたいです。
そうそう、前はついてなくて悲しかった「ホリデーとホテルと僕」読めました。
気になってたので、やっとスッキリしました(笑)。♪
藍色 | URL | 2007/10/20 (土) 19:13
正義感が強くてちょっとお節介かなと思う浩美がいろいろ経験しながら成長していく姿に好感が持てましたね。
のんびりした沖縄の人の雰囲気も良かったし。
知らない沖縄料理がたくさん出てきたのにはびっくり。
そうそう、私も今回は「ホリデーとホテルと僕」第二章、読みましたよ。
前回は読めなかったのでずっと気になっていたのよね。
mint | URL | 2007/10/21 (日) 09:18
浩美の正義感の強さに若さと苦さを感じながら、成長を見守るスタンスで読めました。
沖縄の人のあったかさが気持ち良かったですね。
沖縄料理がおいしそうで、カロリーが高くても雰囲気で食べてしまいそう(笑)。
mintさんも「ホリデーとホテルと僕」第二章、読めたんですね。よかった〜。
前回読めなくて寂しくて気になってたのでやっと溜飲が下がった感じ(大げさ?笑)。
藍色 | URL | 2007/10/23 (火) 17:29
コメント、トラバありがとうございます。
沖縄でのエピソードもおもしろかったですが、帰って行った浩美がどんなふうに変わっていくのか、すごく気になりました。
そういえば、僕の読んだ『ワーキング・ホリデー』にも「ホリデーとホテルと僕」の第一章が挟まれていませんでした。おかげで第二章にも手が出せません。
shiba_moto | URL | 2007/11/06 (火) 22:17
こちらこそコメント&トラバ、ありがとうございます。
いろんな経験をして帰ってからの浩美のその後、気になりますね。続編期待しましょう。
第二章読んじゃいましたけど、前との繋がりがわからなくてちょっと悔しいです。
藍色 | URL | 2007/11/08 (木) 02:57
沖縄には行ったことが無いのですが、この本を読んで行ってみたくなりました。沖縄のスローライフ。あこがれます。
自分の借りた静岡市立図書館の本には特別便が着いていませんでした。
「ワーキングホリデー」にはついていたのに・・・。
司書や、どの図書館(静岡市にはたくさん図書館があるんです)かによって扱いが違うようです。
トラックバックも送らせていただきました。
トラックバック、コメントありがとうございます。
私も行ったことがありません。スローライフの雰囲気がよさそうで行きたくなりますよね。
特別便、ついてなくて残念でしたね。付属品の扱いが違うのですか?。困りますよね。
藍色 | URL | 2007/11/16 (金) 04:13
私はこの本ちょっと駄目でした。
でも沖縄の雰囲気たっぷりで、旅行に出かけたくなりますね。
私は図書館で借りたので「ホリデーとホテルと僕」読むことができませんでした。残念。
あら、駄目でしたか?。主人公によって作品に波があるのかもしれませんね。
沖縄の空気が感じられました。ドラマ化の際のタイアップは旅行会社かも(笑)。
「ホリデーとホテルと僕」口絵だったら確実に読めたのにって思ったりしてます。
藍色 | URL | 2007/11/19 (月) 02:59
浩美ちゃん、私にはちょっと暑苦しかったです(^_^;)
こういう人もいないとみたいな気持ちはあるんですけど…
でも確実に成長してましたね。もうちょっとお休みが長かったらよかったのに!?
沖縄には行きたくなりました。
ちきちき | URL | 2007/11/20 (火) 20:26
浩美ちゃんの暑苦しさ、こういう人がいてもほどほどに、ですね。
成長していく様子が、よく描かれていてよかったです。
誰もが確実に沖縄に行きたくなる本でした。
藍色 | URL | 2007/11/22 (木) 04:12
これ、読んでみましたー☆
私は、ヒロちゃんのおせっかいだけど、がんばっちゃう気質?は、
好感持って読めちゃいました。
彼女のキャラがイヤだと、楽しく読めない小説かな〜と思います。
表紙にソソられてつい図書館で借りて読むに至りました。
坂本さんの本は初めて読みましたが、サクサクと、よみやすかったです。
楽しく読めたお話でした。ヒロちゃんが不人気なのが気になりますが……
ひと夏の思い出としてとてもいいものを手にしてるのがうらやましかったです。バイト代+プライスレスな経験!
わたしも沖縄のホテルジューシーで働いてみた…いや…やっぱり読むだけでやめときます(笑)
まみみ | URL | 2007/11/26 (月) 21:47
読んでくださってありがとうございます。図書館にあってよかったです。
おぉ、やっとヒロちゃんのがんばりに好感を持てる方が(笑)。心強いです。
大勢の方が楽しく読めなかったみたいで、内心もったいないなって思ってました。
坂木さんは他のも読みやすいですよ。姉妹本「シンデレラ・ティース」がおすすめです。
藍色 | URL | 2007/11/27 (火) 04:53
ヒロちゃんへの辛口評が多くて、ちょっとめげ気味だったので安心しました。
こういうヒロちゃんだからこそ得たものは大きく、これから役立つ貴重な財産ですよね。
まみみさんならこの職場、おおらかに楽しく働けるかもです(笑)。
藍色 | URL | 2007/11/28 (水) 02:00
浩美のキャラ、評判よくないんですね。
私は「Sweet Blue Age」の時に「あんまり…」って思っていて
期待していなかったので、それなりに楽しめました。
ドゥルワカシー食べてみたいですね。
挟み込みの坂木司特別便「ホリデーとホテルと僕」挟み込まれてなかった(涙)
これは本屋で立ち読みかしら…
なな | URL | 2007/12/11 (火) 11:52
浩美のキャラへの風当たりが強くて、読み間違い?って困惑しちゃいました。
ななさんは確か、女の子だと母目線…で読まれたのかも。
沖縄料理、美味しそうでしたね。ドゥルワカシー、食べてみたいです!。
特別便、残念でした。短かったので立ち読みされても大丈夫です。たぶん。
藍色 | URL | 2007/12/13 (木) 03:41
わたしは結構わかる気がしました。
最後は、ヒロちゃんと一緒にホテル・ジューシーにさよならを言わなければならない心地でさみしくなりました。
ふらっと | URL | 2007/12/28 (金) 06:48 | 編集
「シンデレラ・ティース」で好印象を持たれての期待からでしょうか。
ヒロちゃんの評判がよくなかった方が多くて、正直、読み間違い?って焦りました。
最近、意見の近い方が増えてきてほっとしてます。
ホテル・ジューシーに愛着が生まれて、別れることに寂しさを感じましたね。
藍色 | URL | 2007/12/29 (土) 02:31
ヒロちゃんの評価が分かれてるんですねえ。私は、自分がちょっとヒロちゃんに似てるんで、痛くなりつつも、そうそう・・と思いつつ読みました。大丈夫・・ヒロちゃんも、おばちゃんになったら、私くらいには適当になれます(笑)今年もよろしくお願いします。
はい、評価が分かれてます。始めは批難轟々(ごうごう)だったので、あれ〜読み間違い?さらにアイデンティティが揺らぎかけましたが(大ゲサ、笑い)段々わかる方が現われて落ち着きました。ヒロちゃんも年月を重ねて、きっと魅力的な女性になることでしょう。
今年もどうぞよろしくお願いします。
藍色 | URL | 2008/01/09 (水) 14:14
両方にもう一度TBしてくださったんですね。お手数をおかけしてごめんなさい。
FC2のユーザーサポートにメールしました。早急に改善してほしいです!(涙)。
藍色 | URL | 2008/01/11 (金) 04:00
ヒロちゃんを取り巻くホテルの従業員の暖かさが伝わってくるよい作品でした。
すずな | URL | 2008/02/04 (月) 10:32
沖縄料理に食欲を刺激されました。夜中は危険ですよね。気がつけばモグモグ(笑)。
おいしそうな食べ物と職場の人たちの暖かさは、これまでの作品に共通してるのかも。
藍色 | URL | 2008/02/05 (火) 06:12
たまねぎ | URL | 2008/02/08 (金) 21:11 | 編集
おぉ、ポークを買いに行かれたんですね。わかります〜。
おいしそうで、食べ物への誘惑が強烈な一冊でしたね(笑)。
藍色 | URL | 2008/02/10 (日) 03:09
ようやく読めました。
「シンデレラ・ティース」は既読だったので、ヒロちゃんの夏休みが気になっていました。
いろんなことがあったんですねぇ。
ヒロちゃんは男前でしたけど、最後まで共感できない所もありました。
自分の意見を捻じ曲げない所が過度すぎるところとか^^;
最後に分かったようで良かったですけど(ちょっと偉そう)
苗坊 | URL | 2008/11/27 (木) 20:43
ヒロちゃんの強い正義感が、裏目でしたね。
曲げて合わせることを解って、よかったです。
藍色 | URL | 2008/11/29 (土) 04:17
Kiyochan | URL | 2009/04/01 (水) 02:36
沖縄に行きたくなりますね。
藍色 | URL | 2009/04/03 (金) 00:33
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