装画は磯良一。装幀は坂川栄治+永井亜矢子。
ウェブマガジン「パブリデイ」連載を加筆修正。
大学教授の三都充と事務局長の安斎武は同僚で48歳の同級生。
ある日ふたりは、2006年の現在から1968年の小学5年生へ
意識だけがタイムスリップ。
日々行き来して現在への繋がりも確認。死んだ里美ちゃんを救い、
学長の使い込み補填のために企てた計画は?。
逃れられない人知を超えた現象。当時の様子に漂うノスタルジー。
丁寧に描かれる人間関係。歴史の歪みで揺らぐ現在。
かけがえのない家族との生活。覚悟の実行―。
最後まで一気に読めました。
何かを得れば何かをなくす結末に哀しくて切ない気持ちになりました。
NHKで放送していた「少年ドラマシリーズ」からのリスペクトかも?。
生々しい部分もあるので違ってるでしょうか。
ふたりなのにタイトルが「~ボーイズ」=複数形じゃないのが謎。
関連情報 小路幸也の読了本カレンダーボーイ小路 幸也

カレンダーボーイ 小路幸也
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[BOOKデータベースより] 1968年―。三億円強奪事件をきっかけに、一家心中で亡くなったクラスのアイドル里美ちゃん。寝て起きたら過去と現代を行き来する“ぼくら”は、彼女を救えるのか?ノスタルジックタイムトラベル小説。JUGEMテーマ:読書小路さんの11月新刊第1弾
今日読んだ本は、小路幸也さんの『カレンダーボーイ』です。
2006年の現在。大学教授・三都充と同じ大学の事務局長・安斎武は、小学校からの同級生で、今では同じ職場で働く同僚。ある日、何故か2人の意識だけが、小学5年生だった1968年にタイムスリップしてしまう。しかも寝て起きるたびに、過去と現在を行き来しているのだった。そん
JUGEMテーマ:読書幼なじみで職場も同じ男二人は、ある朝、目を覚ますと、懐かしき1968年の小学5年生だったころに、48歳の精神のままタイムスリップ。以来、寝て覚めたら過去と現代を行ったり来たりをくり返すようになった彼らは、1968年12月10日の三億円強奪事件をきっかけ
JUGEMテーマ:読書読書期間:2007/12/18~2007/12/201968年の3億円強奪事件をきっかけに、一家心中で亡くなったクラスのアイドル・里美ちゃん。寝て起きたら過去と現代を行き来する「ぼくら」は、彼女を救えるのか? ウェブマガジン『パブリデイ』連載に加筆修正し書籍
2006年の現在、三都は大学教授、安斎は大学の事務局長。二人は偶然同じ職場の同僚だが、幼い頃からの友人でもあった。ある日、いつものように眠りに三都は小学5年生だった頃、1968年の夢を見た。ところが夢の中であった安斎も2006年の記憶を持っているという。
カレンダーボーイ小路 幸也JUGEMテーマ:読書1968年。僕は小学5年生。ずいぶん懐かしい夢を見ているなぁと思っていたが、小学校に通った途端、夢が急にリアルになった。懐かしいクラスメートや先生に驚いた僕は、同じように驚いているクラスメートの姿を見つける。安斎
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カレンダーボーイ(2007/11)小路 幸也商品詳細を見る楽天で詳細を見る ★★★★★ 現在48歳の三都は大学教授。同じ大学の事務局長である...
著者:小路幸也
カレンダーボーイ(2007/11)小路 幸也商品詳細を見る
小学校時代にタイムスリップした。幼なじみのタケちゃんと二人。やけに...
朝起きたら、ランドセルをしょって懐かしい教室へ向かっていた。小学校5年の教室へ。48歳の記憶を持って小5の身体で過去の生活に馴染んではいる、三都と安斎。48の2006年では大学教授と事務局長。翌朝起きると過去の子供の自分ではなく現実に戻ってはいたが、タ...
ラストが非常に切なくてちょっとやりきれない思いもありました。
過去を変えたことによって得た代償でこれを失うのかと。
タイトルはラストの失ったものにかかわっているのかななんて思いました。