母べえ
装幀は丸尾靖子。装画は上路ナオ子。本文イラストは野上照代。第5回女性ヒューマン・ドキュメンタリー大賞優秀賞受賞の「父へのレクイエム」を映画化で改題。冒頭に監督山田洋次さん、結尾に主演吉永小百合さんの文章を収録。
昭和十年代、治安維持法で検挙された父親と留守を預かる母娘が交わした手紙。暗い時代、深刻な状況下でも「父べえ」「母べえ」「初べえ」「照べえ」と呼び合う家族。苦しくても卑屈にならず保つ明るさ。挿絵も効果的。ユーモラスな表現と互いを気遣う思いやりが育む安心感。母べえ中心の、家族の愛情と絆が素敵です。反戦的な要素も含み、短い作品ですが家族への思いが強く伝わってくる、いいホームドラマでした。
「あとがき」を読んで仰天。それもアリなのでしょう…!?。
関連情報 野上照代の読了本
・・天気待ち―監督・黒澤明とともに 野上照代
2008.01.14 Mon l 他・な行の作家 l コメント (0) トラックバック (5) l top

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人気ブログランキングの順位は?激動の昭和を生きた家族小さな家族の中を──大きな時代が通り過ぎてゆく──何もなくても、母の手があった。悲しくても、母の胸があった。
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