2008/02/03

夜市 恒川光太郎

夜市
装丁は片岡忠彦。第12回日本ホラー小説大賞受賞作。
大学生のいずみは高校時代の同級生、裕司に連れられ夜市へ。
裕司の目的は以前「野球の才能」と引き換えに売った弟を買い戻すこと…。
表題作は、夜市のルールに怖さを感じ、
罪悪感に悩んできた裕司の心情に胸を打たれました。
そして驚きの展開。哀愁の漂う結末が切ない読後感でした。
書き下ろしの「風の古道」。
語り手の少年と友人カズキが迷い込んだ古道。出口に向かう途中で…。
丁寧な描写で異界の風景や様子が鮮やかに浮かびます。
レンとの友情、カズキへの思い。矛盾と直面する少年の成長。
切ないやりきれなさもありました。
どちらも読みやすい文章、特異な設定に引き込まれ、斬新な展開に驚きました。
鮮烈な情景描写、幻想的で美しい世界観に彩られた作品。
懐かしいような不思議な異界の魅力にのめり込み、
切なくて温かくて深い余韻が残りました。
関連情報 恒川光太郎の読了本
秋の牢獄 恒川光太郎
雷の季節の終わりに 恒川光太郎

テーマ : 読書感想文 - ジャンル : 小説・文学

この記事へのコメント

こんばんは〜!

TBありがとうございました。

幻想的で不思議な物語でしたね。
風景が目に浮かんでくるようでした。

kazu | URL | 2008/02/03 (日) 22:39 | 編集

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| | 2008/02/03 (日) 22:44

藍色さん、こんばんは。
鮮やかな情景描写で、あっという間に
引き込まれてしまいますよね。
切ないけど読了後に何か感じるものがありました。

ブログリストに登録させていただきましたので、
今後とも宜しくお願いします!

琉歌 | URL | 2008/02/04 (月) 00:36 | 編集

藍色さんこんばんは〜。
この本で恒川さんのファンになりました。
「夜市」の美しくも恐ろしい世界観に魅せられ、わりと短い話なのに、強烈に心の中に残っています。
恒川さんの既刊は全部読みましたが、私の中では「夜市」は格別です。

爽 | URL | 2008/02/04 (月) 02:17

風の古道

トラックバックありがとうございました。

表題の夜市より、私は風の古道の方が読後感などで印象深かったです。独自の世界がとても大好きな作家さんです。読書blog大好きなので、ちょくちょく遊びに来させていただきます。

pripru | URL | 2008/02/04 (月) 10:08 | 編集

ホラーより

こんにちは。
ホラーは好きではないのですが、
この作品に関しては、まったくホラー的では
ないので大丈夫でした。
視覚よりも聴覚や触覚で怖くなる
・・・そんな感じを受けました。

BEE | URL | 2008/02/04 (月) 11:30

kazuさん、こんばんは。
TBありがとうございます。
丁寧な風景の描写が沁みてくるようでした。
幻想的な世界が素敵でしたね。

藍色 | URL | 2008/02/05 (火) 06:04

琉歌さん、こんばんは。
情景がすぐに浮かんで引き込まれましたね。いろんな事を感じた読書でした。
ブログリストへの登録ありがとうございます。こちらこそよろしくお願いします。

藍色 | URL | 2008/02/05 (火) 06:10

爽さん、こんばんは。
「夜市」で描き出された世界観。短くても強烈なインパクトがあって魅了されました。
私も恒川さんの既刊三冊全て読んでみて、「夜市」の格別にうなずけました。

藍色 | URL | 2008/02/05 (火) 06:17

pripruさんへ。
こちらこそコメント、トラックバックありがとうございます。
風の古道もよかったですよね。恒川さんって独特の作風で魅力的に感じています。
また遊びに来てくださいますか?うれしいです。

藍色 | URL | 2008/02/05 (火) 06:21

BEEさん、こんばんは。
ミステリ好きでホラーは苦手ですが、ホラーらしくなくてスムーズに読めました。
雰囲気や気配でその場の空気が変わっていたような印象が残ってます。

藍色 | URL | 2008/02/05 (火) 06:27

藍色さん、こんにちは。
夜市のルールは怖いですよね。
怖いのに読んでいくとしんみりとした感じになっていって、
読後は最初の印象と違っていました。

恒川さんの他の本はまだ読んでいないのですが、
藍色さんの記事みたら読みたくなっちゃいました。

アメコ | URL | 2008/02/05 (火) 16:03 | 編集

藍色さん こんばんは。
いつも異世界が味わえる恒川ワールド、けっこう好きな作家さんです。私は表題作の方が好きかも。そうそう、日曜日は大変でしたね。お疲れ様でした。
あっ...『相棒』もう読まれたのですね。早いっ。私も手元にあるんですが、坂本龍馬とか知らないけど大丈夫かな〜とか思ってたら、藍色さんの感想には「おすすめ」の文字を発見…これは読まねばなりません♪

naru | URL | 2008/02/05 (火) 20:08 | 編集

藍色さん、こんばんは(^^)。
ほのかに漂う、幻想感。異界と現実世界がまじりあった、その時その場にいてしまったが故に、取り込まれてしまう、危うさ。
恒川さんの描く、美しい世界が、本当に怖ろしいですね。
見てみたいけれど、現実世界には帰れないかもしれない・・・。
うわ〜、ゾクゾクしますね!

水無月・R | URL | 2008/02/05 (火) 21:41

藍色さん こんばんは
この作品は私のツボでした 笑 本編ももちろん、いいですが、古道が何とも言えず、好きです!!

yori | URL | 2008/02/05 (火) 22:40 | 編集

夜市は

怖いですね。知らずに迷いこんでしまったら、どうしようもない。しかしそれに魅せられてしまいそうな自分もいます。

たまねぎ | URL | 2008/02/05 (火) 22:51 | 編集

アメコさん、こんばんは。
夜市のルール、怖かったです。その先の展開と結末に驚いて。印象が変わりましたね。
読みたくなったこと嬉しいです。あと二冊も読みやすいですよ。楽しみにしてます。

藍色 | URL | 2008/02/06 (水) 04:27

naruさん、こんばんは。
デビュー作から異世界に酔いました。表題作の独自の展開に一目惚れみたいな(恥)。
2月3日は長時間ログインできなくて泣きました。お気遣いありがとうございます。
『相棒』、私も幕末のことってあまり知らなくて…でも読んでみたら面白かったです。
始めは説明がくどいかもですが、両者が揃う26頁から楽しくなりますよ〜。

藍色 | URL | 2008/02/07 (木) 02:12

水無月・Rさん、こんばんは。
現実世界と異界が繋がる時、もしそこにいたら否応なく巻き込まれてしまうかも。
怖ろしくも美しい世界、覗くだけならいいですけど足を踏み入れるのは危険ですね。
現実世界に帰れなかったら怖いです〜。ひゃ〜、ゾクゾクです!

藍色 | URL | 2008/02/07 (木) 02:24

yoriさん、こんばんは。
この二作、絶妙のカップリングでした。
風の古道、浪漫が感じられるみたいで良かったです。

藍色 | URL | 2008/02/07 (木) 02:37

たまねぎさんへ。
迷いこまないほうがいいはずの怖い夜市。
なのに不思議と魅力的で誘惑されそうです。

藍色 | URL | 2008/02/07 (木) 02:47

「夜市」で即、恒川さん好きになりました。特に「風の古道」がいいですね。恒川さんの作品には、今いる空間のちょっとした隙間に迷い込んだ感じがして、ゾクゾクしますね。で、それを利用する奴がいたりと、結構奥底では共通してるものがあって、恒川さん自身もこだわりがある気がします。

じゃじゃまま | URL | 2008/02/08 (金) 16:06

藍色さん、こんばんは!
ちょっと本の世界とは違う異界に入り浸っていたので、伺うのが遅くなりました。
『夜市』の衝撃度は大きかったですが、漂う哀切感のようなものにより惹かれました。文章もシンプルで美しい!
同時収録の『風の古道』も好みにドンピシャです。

雪芽 | URL | 2008/02/09 (土) 22:03 | 編集

じゃじゃままさんへ。
どこか身近にありそうな、恒川さんの描くリアルな異界にそう、ゾクゾクでした。
そういえば『秋の牢獄』でも悪用する人がいました。こだわりなのかも、ですね。

藍色 | URL | 2008/02/10 (日) 03:06

雪芽さん、こんばんは。
遅れはお気になさらずに。来てくださって嬉しいです。
「夜市」シンプルと美を兼ね備えた文章、意外な展開と切ない結末、惹かれましたね。
「風の古道」も素晴らしかったです。

藍色 | URL | 2008/02/11 (月) 03:06

お久しぶりです。
随分前にコメント&TBいただきましたのに、
再び遅くなってしまいすみません。

「風の古道」、よかったです。
今ある世界から少しだけ軸をずらしたことろにある世界。
一度読んでしまうと忘れられずに、
何度も図書館で借りなおして再読しています。

くろ | URL | 2008/02/24 (日) 20:19

くろさんへ。
正直言って、ちょっと心配してました。来てくださって嬉しいです。
「風の古道」、異界がとっても魅力的でしたね。おぉ何度も再読!わかりますよ〜。

藍色 | URL | 2008/02/26 (火) 03:05

こわい中にも、切なさが漂う作品でしたね。
異空間へ行ったような感覚を味わいました。

花 | URL | 2008/04/16 (水) 20:09 | 編集

花さんへ。
怖い上に切なさや懐かしさもありましたね。
幻想的な風景描写が印象に残りました。

藍色 | URL | 2008/04/19 (土) 04:17

藍色さん、こんばんわ。
『夜市』も『古道』も切なさが漂うような読後感で、とても素敵でした。とても空気が澄んでいる…というような異空間が思い浮かべられました。

romi | URL | 2008/06/01 (日) 21:49 | 編集

romiさん、こんばんは。
独特の空気が感じられる異世界の物語、魅了されましたね。
行ってみたいような、行きたくないような、微妙な気持ちです。

藍色 | URL | 2008/06/03 (火) 03:37

夜市と風の古道

こんばんわ〜!!!
夜市もおもしろかったけど、私は、風の古道にとても感動
しました。あのなんともいえない不思議感!たまりません!!!
おもわず、私の家の近くにあんな道ないかなーなんて思ったりしちゃいました。とても印象に残り、この話にめぐり逢えて本当に良かったと思います!!!

よもぎ | URL | 2008/07/22 (火) 04:08

よもぎさん、こんばんは。
風の古道、不思議感に魅了されました。ご近所にあるかも?。
素敵な話に出会えてよかったですね。私もうれしいです。
(文末から膨大な空白があったため、管理人判断で転載しました。)

藍色 | URL | 2008/07/22 (火) 04:14

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