装幀は新潮社装幀室。初出「小説新潮」。
東城大学を経て帝華大学産婦人科で教鞭を執る曾根崎理恵は
人工授精のエキスパートです。
激減する産科医、不妊治療、代理母など
産婦人科医療の様々な現状を凝縮しています。
診察先の個人病院「マリアクリニック」で
五人の妊婦が抱える事情と揺れ動く心境がリアルです。
三枝茉莉亜院長と妙高みすず助産師が対応しています。
代理母疑惑を追う清川吾郎准教授やアルマジロ:屋敷教授との
愛憎と確執もあります。
厚労省への問題提起・批判。引き込まれて一気読みでした。
終盤の出産シーンは圧巻でした。
理恵の強烈で周到なキャラクターが最後に噴出します。
通称、冷徹な魔女(クール・ウィッチ)が具現。
あまりの過激な展開に絶句でした。
…迫る現実への切実な提言。希望あるエンディングです。
理恵の運営への決断、その覚悟と矜持を応援したいです。
関連情報 海堂尊の読了本ひとつ前に読んだ海堂尊の読了本
・・
医学のたまご 海堂尊
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ジーン・ワルツ(2008/03)海堂 尊商品詳細を見る
日経メディカル ブログ 海堂尊の「小説で国を動かす」
これまで読んだ海堂氏の著作は下記...
曾根崎理恵は人工授精のスペシャリストで帝華大学産婦人科で教鞭をとる傍ら、個人病院「マリアクリニック」で診察を行っている。マリアク...
ジーン・ワルツ 作者: 海堂尊 出版社/メーカー: 新潮社 発売日: 2008/03 メディア: 単行本 崩壊する地域医療、歪みを増幅させる産婦人科医療とそれを取り巻く社会システムに深く切り込んだ一作。と説明しちゃったらなんかノンフィクションみたいだけど、れっきとしたフィク
今日読んだ本は、海堂尊さんの『ジーン・ワルツ』です。
今回の主人公は産婦人科医の曾根崎理恵。
ふ~ん、そういうことだったのねぇ、「医学のたまご」は…
生命の誕生を支配するのは
神か、それとも医者なのか?
どこまでが医療で、どこまでが人間に許される行為なのか。強烈なキャラクターが魅せる最先端医療ミステリー!
美貌の産婦人科医・曾根崎理恵...
『流星の絆』と同時に借りて、さてどっちを先に読もうかとしばし悩んだのだが、こっちを先に読むことにした。「好きなものは後回し派」なんだよね。
新潮社 2008/3/20 発行
主人公は美貌の産婦人科医・曾根崎理恵。人工授精のエキスパートである彼女のもとにそ...
ジーン・ワルツ
海堂 尊
単行本: 265ページ
新潮社 (2008/03)
なんだかんだ言いつつ、新刊が出ると買ってしまうのが海堂さんの本。
今回は出産という人間の生命にかかわる医療の問題を取り上げ、他の作品よりシリアスな内容となっている。
生命...
ジーン・ワルツ
海堂 尊
JUGEMテーマ:読書
桜宮市・東城大学医学部を卒業、東京・帝華大学に入局した32歳の美貌の産婦人科医、曾根崎理恵―人呼んで冷徹な魔女(クール・ウィッチ)。顕微鏡下人工授精のエキスパートである彼女のもとに、事情を抱えた五人の妊婦が...
JUGEMテーマ:読書
どこまでが医療で、どこまでが人間に許される行為なのか。強烈なキャラクターが魅せる最先端医療ミステリー!
美貌の産婦人科医・曾根崎理恵――人呼んで冷徹な魔女(クール・ウイッチ)。人工授精のエキスパートである彼女のもとにそれぞれの事情
JUGEMテーマ:読書
読書期間:2008/6/21~2008/6/22
[新潮社HPより]
どこまでが医療で、どこまでが人間に許される行為なのか。強烈なキャラクターが魅せる最先端医療ミステリー!
美貌の産婦人科医・曾根崎理恵――人呼んで冷徹な魔女(クール・ウイッチ)。人工
◆内容(「出版社/著者からの内容紹介」より)産婦人科医・理恵――人呼んでクール・ウィッチ。医者がヒトの生命を操ることは許されているのか?現役医師作家が挑む、現代日本最大の医療問題。『チーム・バチスタの栄光』を超える強烈なキャラクターとスリリングな展開に...
テーマとしては、不妊治療に及び腰な行政の糾弾だったり、代理母の是非なのかもしれない。 が、ボクの心にもっとも残ったのは、生命の神秘。 受精して、おなかの中で育ち、出産という苦難を経てこの世に生まれ出る、 そして成長して人格を形成し、大人になること。 それが...
とんでもなくタイムリーに読んでしまった気が。
今週20日,下敷きになった事件の判決が出ます。(詳しくはこちら)
★★★☆☆
美貌の...
『ジーン・ワルツ』海堂 尊
ジーン・ワルツ(2008/03)海堂 尊商品詳細を見る
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『ジーン・ワルツ』 海堂 尊 新潮社【comment】こちらは、海堂氏の『医学のたまご』の関連作品で、それより十数年前の物語である。そこで主役だった曽根崎薫―中学生なのにひょんなことから東城大学医学部で勉強することにな...
**************************************************************** 美貌の産婦人科医・理恵。顕微鏡下人工授精のエキスパートである 彼女のもとに、事情を抱えた5人の妊婦がおとずれる。 一方、先輩の清川医師は理恵が代理母出産に手を染めたとの噂を 聞きつけ、真相
ジーン・ワルツ
# 出版社: 新潮社 (2008/03)
# ISBN-10: 4103065710
評価:90点
文句なしに面白い。
地域医療の問題、産科医師不足の問題、思考が硬直化した官僚たちの愚かな医療への対応、そんなことに憤りを感じながら読み進めるうちにあっというまに主人公
ジーン・ワルツ 海堂尊
桜宮市・東城大学医学部を卒業、東京・帝華大学に入局した32歳の美貌の産婦人科医、曾根崎理恵―人呼んで冷徹な魔女(クール・ウィッチ)。顕微鏡下人工授精のエキスパートである彼女のもとに、事情を抱えた五人の妊婦がおとずれる。一方、...
ジーン・ワルツ 作者: 海堂尊 出版社/メーカー: 新潮社 発売日: 2008/03 メディア: 単行本 不妊治療の問題と産科医療の崩壊というタイムリーなテーマでありました。 先に「ひかりの剣」を読んだ身としては、あの清川君の未来がこれだなんてちょっとガッカリ。 不妊治療は、
『ジェネラル~』の映画を観てテンションが上がったところに
図書館から届いた本書。
ずいぶん待たされたなぁ。
妊娠と不妊治療のお話。
...
時間的理由で、読みたくても読めない小説が凄く多く、
びっくりしてます。
今後ともよろしくお願いします。