2008/04/30

こうふくあかの 西加奈子

装丁デザインは帆足英里子。書き下ろし。
二〇〇七年、俺・靖男の妻、国子が他人の子を宿した話。
二〇三九年、無敵のプロレスラー、アムンゼン・スコットの闘いの話。交互に展開します。
前者は他人からよく見られたい体面第一の靖男が身勝手で腹立たしかったです。
読んでると滑稽にも思えて、笑えばよかったのかも。
後者はドキュメンタリータッチで健康管理や社会状況も興味深かったです。
アムンゼンが四十八歳で年齢が合わないって思ってたら意外な繋がりになるほどです。
熱気と血の赤が印象的な、読後感のいい物語でした。
「こうふく みどりの」との共通項はアントニオ猪木。西さんの思い入れが感じられます。
緑と赤ってクリスマスカラー。幸福が登場人物にも読者にも訪れますように。
関連情報 西加奈子の「こうふく」二部作
・・こうふくみどりの 西加奈子
関連情報 アントニオ猪木の本
・・猪木語録元気ですか一日一叫び アントニオ猪木
関連情報 西加奈子の読了本
こうふく あかのこうふく あかの
(2008/03/27)
西 加奈子

商品詳細を見る

こうふく あかの
西 加奈子
4093862095

テーマ : 読書感想文 - ジャンル : 小説・文学

この記事へのコメント

こんばんは。
靖男には本当にイライラさせられました。が途中からあまりの抜けっぷりに笑いが…
ラストは良かったですね。
「みどり」とのつながりにも唸りました。

ちきちき | URL | 2008/05/01 (木) 21:04

ちきちきさん、こんばんは。
靖男の性格、あれだけ徹底していたらたぶん、笑とけってことでしょうね。
いい結末でしたね。「みどり」とはこんな風に繋がるのかって驚きました。

藍色 | URL | 2008/05/04 (日) 05:10

こんばんは。
靖男は許せなかったです。
でも、あの飲み屋の雰囲気が好きで、みどりよりあかが好きです。

なな | URL | 2008/06/12 (木) 21:14

ななさん、こんばんは。
靖男、とんでもないキャラでしたね。あの飲み屋の雰囲気、よかったです。
みどりよりあかが好きになるくらい気に入られたんですね。ちょっと驚きました。

藍色 | URL | 2008/06/14 (土) 03:38

おはようございます。藍色さん。
みなさん、靖男に厳しいですね(苦笑)
私は、どちらかというと妻のほうにイライラしたクチで(苦笑)
なんか、こういうねちゃっとしたような女が苦手です。

ゆう | URL | 2008/06/16 (月) 09:24

ゆうさん、こんばんは。
おおらかさ、見習わなくちゃです。妻は考えが解らずねっちゃりでしたね(苦笑)。
でも締め括りは爽快でしたから、後味はよかったです。

藍色 | URL | 2008/06/18 (水) 04:23

こんにちは。コメント&TBありがとうございます。

靖男は年齢も近いところがあり、そこまで計算づくかい!
と逆に感心した面があります。
まぁボク自身そうなりたいとも思わないし、なれませんけどv-356

「あかの」と「みどりの」の登場人物のつながりを発見したときはなんかうれしくなりました。

「あかの」でつながっていた赤い道、かなり印象的です。
が、大阪出身のボクとしては「みどりの」の方が好きかな。
郷愁を誘いました。

だのん | URL | 2008/06/28 (土) 10:19

だのんさん、こんばんは。
こちらこそコメント&TBありがとうございます。
靖男にツッコミ、感心されたんですね。
「あかの」と「みどりの」、繋がりににっこりでした。
「あかの」鮮烈でしたね。私も「みどりの」の方が雰囲気が良くて好きです。

藍色 | URL | 2008/07/01 (火) 04:54

こんばんは。
なんとなく不思議な雰囲気が漂っているお話でした。
「こうふく みどりの」をまだ読んでいないので、そちらも早く読みたいと思います。

masako | URL | 2008/07/02 (水) 00:42 | 編集

masakoさん、こんばんは。
独特の雰囲気でしたね。
「こうふく みどりの」繋がりもお楽しみに。

藍色 | URL | 2008/07/03 (木) 03:12

靖男はなんだろな?アレだけ自分の考えを徹底させるとあんなになっちゃうのかね。
確かに気の毒なんだけどねぇ〜。
繋がりは無理無く納得ですね。

しお | URL | 2008/10/13 (月) 17:51

しおさんへ。
凝り固まった靖男、ひんしゅく者でしたね。
ラストの熱い繋がりが、よかったです。

藍色 | URL | 2008/10/14 (火) 05:12

コメントを書く

 
管理人にのみ表示
 

トラックバック

こうふく あかの
JUGEMテーマ:読書 二ヶ月連続作品「こうふく」シリーズ第二作 ふたつの物語が、交互に描かれていく。ひとつは、結婚して12年、39歳の調査会社中間管理職の「俺」の妻が、ある日、他の男の子を宿す話。もうひとつは、2039年、小さなプロレス団体に所属する無敵の王者...

ぼちぼち 2008/05/01 (木) 21:04

こうふく あかの/西加奈子
JUGEMテーマ:読書 読書期間:2008/5/19 [小学館HPより] ふたつの物語が、交互に描かれていく。ひとつは、結婚して12年、39歳の調査会社中間管理職の「俺」の妻が、ある日、他の男の子を宿す話。もうひとつは、2039年、小さなプロレス団体に所属する無敵の王者、ア...

hibidoku〜日々、読書〜 2008/05/29 (木) 23:29

「こうふく あかの」西加奈子
こうふく あかの 西 加奈子 JUGEMテーマ:読書 2007年6月。結婚して12年、39歳の調査会社中間管理職の「俺」の妻が、ある日他の男の子どもを宿す話。2035年、小さなプロレス団体に所属する無敵の王者、アムンゼン・スコットの闘いの物語。二つの話が響

ナナメモ 2008/06/12 (木) 21:14

こうふくあかの 西加奈子
旅行先で知り合った男性の子供を身ごもってしまった妻との日々を綴った夫の物語と、小さなプロレス団体に所属する国籍不明のレスラーの物語を交差させながら綴った「こうふく」の物語。 一見すると全く違った2007年と2039年の話が交互に展開し、最後は一つに繋がるという...

かみさまの贈りもの〜読書日記〜 2008/06/16 (月) 09:23

こうふく あかの
「こうふく みどりの」との二部作。 まるで上下巻のような装丁ですが、全然内容が違います。 でもどこかでつながっているという不思議な2つの物語。 西さんの物語に対する思いが詰まった作品です。

purepower 2008/06/25 (水) 19:43

『こうふく あかの』西加奈子
道はつながっている。 赤いトンネルも、入り口と出口でしっかりとつながっている。 そして西さんがいうようにすべての物語もどこかでつながっているのだ。 それを実感せずにはいられない。 こうふく あかの 西 加奈子

あるばむ だのん 2008/06/28 (土) 10:25

西加奈子 『こうふくあかの』
こうふく あかの/西 加奈子 ¥1,260 Amazon.co.jp 二ヶ月連続作品「こうふく」シリーズ第二作 結婚して十二年、三十九歳の調査会社中間管理職の「俺」の妻が、ある日他の男の子どもを宿す話。二〇三五年、小さなプロレス団体に所属する無敵の王者、アムンゼ

映画な日々。読書な日々。 2008/07/02 (水) 00:27

[本]「こうふく あかの」西加奈子。
こうふく あかの 作者: 西加奈子 出版社/メーカー: 小学館 発売日: 2008/03/27 メディア: 単行本 「こうふく みどりの」と対になる作品。共通点は「道」。 2007年。結婚して12年、サラリーマンの神保靖男は妻から妊娠を告げられる。が、自分の子ではない。妻はその子を

なんということもなく 2008/08/23 (土) 06:38

こうふくあかの 西加奈子
こうふくあかの 西加奈子 結婚して十二年、三十九歳の調査会社中間管理職の「俺」の妻が、ある日、他の男の子を宿す話。二〇三五年、小さなプロレス団体に所属する無敵の王者、アムンゼン・スコットの闘いの物語。二つの話が響き合う。(「BOOK」データベースより)...

色々なポイント+α 2008/10/13 (月) 15:43

こうふくあかの/西加奈子
こうふく あかの(2008/03/27)西 加奈子商品詳細を見る 妻に妊娠を告げられた男。 だが、妻との交渉は絶えて3年と久しかった。 んーー。 よくわ...

晴れたる空は花の色 2009/06/05 (金) 13:30

↑ページトップ

ごあいさつ

最近の記事

カテゴリー

リンク花時計

テンプレート