粋な提案
読書の喜び、ご一緒に。本の書評・ブックレビューです。
こうふくあかの 西加奈子
二〇〇七年、俺・靖男の妻、国子が他人の子を宿した話。
二〇三九年、無敵のプロレスラー、アムンゼン・スコットの闘いの話。交互に展開します。
前者は他人からよく見られたい体面第一の靖男が身勝手で腹立たしかったです。
読んでると滑稽にも思えて、笑えばよかったのかも。
後者はドキュメンタリータッチで健康管理や社会状況も興味深かったです。
アムンゼンが四十八歳で年齢が合わないって思ってたら意外な繋がりになるほどです。
熱気と血の赤が印象的な、読後感のいい物語でした。
「こうふく みどりの」との共通項はアントニオ猪木。西さんの思い入れが感じられます。
緑と赤ってクリスマスカラー。幸福が登場人物にも読者にも訪れますように。
関連情報 西加奈子の「こうふく」二部作
・・こうふくみどりの 西加奈子
関連情報 アントニオ猪木の本
・・猪木語録元気ですか一日一叫び アントニオ猪木
関連情報 西加奈子の読了本
![]() | こうふく あかの (2008/03/27) 西 加奈子 商品詳細を見る |
こうふく あかの
西 加奈子

西加奈子 | コメント(12) | トラックバック(10) | ↑ページトップ
この記事へのコメント
ちきちき | URL | 2008/05/01 (木) 21:04
靖男の性格、あれだけ徹底していたらたぶん、笑とけってことでしょうね。
いい結末でしたね。「みどり」とはこんな風に繋がるのかって驚きました。
藍色 | URL | 2008/05/04 (日) 05:10
靖男は許せなかったです。
でも、あの飲み屋の雰囲気が好きで、みどりよりあかが好きです。
なな | URL | 2008/06/12 (木) 21:14
靖男、とんでもないキャラでしたね。あの飲み屋の雰囲気、よかったです。
みどりよりあかが好きになるくらい気に入られたんですね。ちょっと驚きました。
藍色 | URL | 2008/06/14 (土) 03:38
みなさん、靖男に厳しいですね(苦笑)
私は、どちらかというと妻のほうにイライラしたクチで(苦笑)
なんか、こういうねちゃっとしたような女が苦手です。
ゆう | URL | 2008/06/16 (月) 09:24
おおらかさ、見習わなくちゃです。妻は考えが解らずねっちゃりでしたね(苦笑)。
でも締め括りは爽快でしたから、後味はよかったです。
藍色 | URL | 2008/06/18 (水) 04:23
靖男は年齢も近いところがあり、そこまで計算づくかい!
と逆に感心した面があります。
まぁボク自身そうなりたいとも思わないし、なれませんけど
「あかの」と「みどりの」の登場人物のつながりを発見したときはなんかうれしくなりました。
「あかの」でつながっていた赤い道、かなり印象的です。
が、大阪出身のボクとしては「みどりの」の方が好きかな。
郷愁を誘いました。
だのん | URL | 2008/06/28 (土) 10:19
こちらこそコメント&TBありがとうございます。
靖男にツッコミ、感心されたんですね。
「あかの」と「みどりの」、繋がりににっこりでした。
「あかの」鮮烈でしたね。私も「みどりの」の方が雰囲気が良くて好きです。
藍色 | URL | 2008/07/01 (火) 04:54
なんとなく不思議な雰囲気が漂っているお話でした。
「こうふく みどりの」をまだ読んでいないので、そちらも早く読みたいと思います。
独特の雰囲気でしたね。
「こうふく みどりの」繋がりもお楽しみに。
藍色 | URL | 2008/07/03 (木) 03:12
確かに気の毒なんだけどねぇ〜。
繋がりは無理無く納得ですね。
しお | URL | 2008/10/13 (月) 17:51
凝り固まった靖男、ひんしゅく者でしたね。
ラストの熱い繋がりが、よかったです。
藍色 | URL | 2008/10/14 (火) 05:12
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こうふく あかの「こうふく みどりの」との二部作。 まるで上下巻のような装丁ですが、全然内容が違います。 でもどこかでつながっているという不思議な2つの物語。 西さんの物語に対する思いが詰まった作品です。
purepower 2008/06/25 (水) 19:43
『こうふく あかの』西加奈子道はつながっている。 赤いトンネルも、入り口と出口でしっかりとつながっている。 そして西さんがいうようにすべての物語もどこかでつながっているのだ。 それを実感せずにはいられない。 こうふく あかの 西 加奈子
あるばむ だのん 2008/06/28 (土) 10:25
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靖男には本当にイライラさせられました。が途中からあまりの抜けっぷりに笑いが…
ラストは良かったですね。
「みどり」とのつながりにも唸りました。