ブックデザインは岩郷重力+WONDER WARKZ。
草庭は学生時代、山岳部の好敵手で親友だった安西が滑落した報せを受けます。
そこは数年前に安西の恋人、牧野絵里子が滑落、亡くなった場所でした。
完璧な登攀技術を持ちながら難易度の低い塩尻岳で何故?。事故か自殺かそれとも?。
草庭は謎を解くため、背を向けていた山と向き合います。
…大学時代山岳部に所属していた大倉さんが、完成に10年をかけた作品です。
「オチケン!」の軽妙さとはまったく違う作風でした。
山の描写が迫力と臨場感に満ちていてリアルです。
厳しさや怖さがしっかり伝わってきます。
恩師の柳原や先輩の小野寺、山岳救助隊の松山など、
草庭を支え協力する山男たちのキャラクターが魅力的です。
信頼や友情に胸が熱くなりました。
ミステリ部分は盲点でした。
真相を追い、居場所を見出す草庭の再生の物語としても読めて、清々しかったです。
現場である山は憧れと謎を秘めていて、まさに聖域なのでしょう。
あとがきで、長年のブランクから二人のエキスパートにアドバイスを求めたとのこと。
大倉さんの読者への誠意、作品への姿勢がうかがえるみたいで好感度がアップしました。
山登りに全く興味がなくても充分楽しめる山岳ミステリーでした。
大倉崇裕の読了本
・・
オチケン!大倉崇裕聖域大倉 崇裕

聖域 大倉崇裕
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聖域
大倉 崇裕著/東京創元社
暑くなると「山」の本が読みたくなる。
「クライマーズ・ハイ」を再読しようかと思っていたところ...
JUGEMテーマ:読書
安西おまえはなぜ死んだ? マッキンリーを極めたほどの男が、なぜ難易度の低い塩尻岳で滑落したのか。事故か、自殺か、それとも――3年前のある事故以来、山に背を向けて生きていた草庭は、好敵手であり親友だった安西の死の謎を解き明かすため、再び...
聖域
著者: 大倉崇裕
出版社: 東京創元社
発行年月: 2008年04月
初めの数ページはなかなかのれませんでしたが、入り込んだら一気に読んでしまいました。
でも、この作者の作品はやさしさとユーモアのあるものの方が好きです。
(本の内容)
安西おまえはなぜ死んだ? マッキンリーを極めたほどの男が、なぜ難易度の低い塩尻岳で
滑落したのか。
事故か、自殺か、それとも――3年前のある事故以来、山に背を向けて生きていた草庭は、
好敵手であり親友だった安西の死の謎を解き明かすため、
聖域(2008/05)大倉 崇裕商品詳細を見る
嬉しい予想外でしたね。まさか、この作家さんが山岳ミステリーを書くなんて。それでもって、結構面白い...
大倉崇裕さんの「聖域」。
東城大学山岳部時代に良きライバルであり親友であった草庭と安西。安西は卒業後も山に登り
続けていたが、草庭はある事件がきっかけでもう三年も山から遠ざかっていた。そんなある日、
草庭は安西から突然、両神岳に登ろうと誘われる。その...
大倉崇裕の山岳ミステリ「聖域」、期待しすぎました。 あっちでも、こっちでも、評判いいんだもの・・・
かつて東城大学山岳部の同期生として、ともに凌ぎを削った草庭と安西。大学を卒業して五年。仲間達がそれぞれの道を歩む中、安西は登山家としてのキャリアを積む一方、草庭はある事故をきっかけに山から離れていた。
そんな時、草庭は安西からの誘いを受け、三年ぶりに冬...
著者:大倉 崇裕
出版社:東京創元社
紹介文:
大倉さんの山岳ミステリ。落語シリーズとは一味違う大倉作品です。
「ホワイトアウト」や「マークスの山」など、山岳ものは名作が多いんですよね。
親友の死の真相を探るうち、思いがけない過去の事件との繋がりが浮
聖域
大倉 崇裕
JUGEMテーマ:読書
安西おまえはなぜ死んだ? マッキンリーを極めたほどの男が、なぜ難易度の低い塩尻岳で滑落したのか。事故か、自殺か、それとも――3年前のある事故以来、山に背を向けて生きていた草庭は、好敵手であり親友だった安西の死の謎を解
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≪内容≫
安西おまえはなぜ死んだ? マッキンリーを極めたほどの男が、なぜ難易度の低い塩尻岳で滑落したのか。事故か、自殺か、それとも――3年前のある事故...
大倉さんの作品は、以前に一冊だけ
読んだことがあって、聖域はそれ以来でした。
大倉さんがこんな重厚な男臭い作品を
書くんだなぁと新鮮でした。
山ってつくづく男の世界だと思います。