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切羽へ 井上荒野

装画は根本有華。装幀は新潮社装幀室。初出小説新潮。第139回直木賞受賞作。
語り手の麻生セイは、島で画家の夫・陽介と穏やかに暮らす小学校の養護教諭です。
赴任してきた石和聡に、いつのまにか惹かれていく心のゆらめきを繊細に描きます。
具体的に何も起きない中で、セイの徐々に募る思いが伝わってきます。
戸惑いながらも石和が気になり、抑えきれない気持ちがリアルです。
セイとは対照的に奔放な恋愛を実践する同僚の月江、
入院後に寝言で男の名前を呼ぶ老女のしずかなど、登場人物の造型も巧みです。
ただ、石和のどこが魅力的なのかは、わかりませんでした。
表題、日常の言葉「切羽詰まる」の使い方と違ってて「きりはへ」でした。
切羽とは掘り進むトンネルの先端のことです。繋がれば切羽はなくなります。
切羽へ切羽へ
(2008/05)
井上 荒野

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切羽へ
井上 荒野
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[T6373] 切羽へ 井上荒野

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[T6374] 「切羽へ」井上荒野

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[T6375] 切羽へ

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[T6476] 本「切羽へ」

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[T6812] 「切羽へ」 井上荒野

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[T7464] 井上荒野「切羽へ」

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[T7593] 『切羽へ』井上荒野

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[T7702] 井上荒野  切羽へ

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[T7852] -

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  • 2008-12-31 21:00

[T7930] -

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  • 2009-01-10 13:20

[T7987] -

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  • 2009-01-18 11:00

[T8726] 『切羽へ』 井上荒野 (新潮社)

<女性の凄さを知らしめてくれた恋愛小説。> 第139回直木賞受賞作。 いやあ、読解し辛いよねこの本。 いろんなとらえ方というか意見があってもおかしくないでしょう。 正直、こんなに読み応えのある作品だとは思ってなかった。 でも感想は本当に書きづらい(...

コメント

[C8265]

こんにちは。藍色さん。
ああ、そうですよね。トンネルが繋がれば切羽はなくなりますよね・・
先端という表現ばかりが気になって、この事には気がつきませんでした。
そんなふうに考えると、とても意味深ですよね。
石和のよさは、私にもわかりませんでしたが、これぞ恋愛の妙とでもいいますか(笑)
  • 2008-08-02 18:17
  • ゆう
  • URL
  • 編集

[C8266]

こんばんは。
直接言葉に出して「好き」って言ってないのに
セイも月江も夫もセイの気持ちに気がついてる。
静かだけど激しい、不思議な物語でした。
石和、どうしてなんでしょうね?

[C8267]

こんばんは。
3人の女性(セイ・月江・しずかさん)が印象的に描かれてましたね。
タイトル、意味がわかればそのまんまなんだけどうまいと思いました。
石和はわざと悪い?男にしたってどこかのインタビューで見ましたが、悪いって言うか本当謎な人物でした。

[C8284]

ゆうさん、こんばんは。
説明から一歩深読みしてみました。
繋がらないことに、意味があったのかもです。
つかみどころがない石和、これぞ恋愛の妙!、なるほどです(笑)。

[C8287]

ななさん、こんばんは。
気づかれてることで、緊迫感もありましたね。
沸々と熱が伝わってくるみたいでした。
石和のこと、セイに尋ねてみたいです(答られるかな?笑)。

[C8288]

ちきちきさん、こんばんは。
三人三様で印象的でしたね。
土地柄を活かしたタイトルでした。
そういう設定でしたか。悪より謎が勝ってた気がします。

[C8293]

タイトルの切羽。それがまた井上さんのご兄弟の名前であるというのが何だか不思議な感じがしました。石和の存在は確かに謎なのですが、分からないのに惹かれていくというのは、ただ好きになってしまうよりも戸惑いや迷いが強いのかなと、最近ふと思いました。

[C8317]

たまねぎさんへ。
切羽って、井上さんのご兄弟の名前!?。ビックリして奇妙な感じです。
切羽へ、ってことは、伝えたいメッセージも込められていたのでしょうか?。
わからないリスクは戸惑いや迷いを強めます。たぶん普通よりスリリングです。

[C8409]

石和のどこに惹かれたのか良く分からなかったんですけど、
きっとセイ自身も良く分からないんでしょうね。
ただ、その思いを感じ取ってる月江や夫との緊張した関係にドキドキしちゃいました。
  • 2008-08-12 21:54
  • エビノート
  • URL
  • 編集

[C8420]

石和に惹かれるセイの気持ちがよく描かれていました。
島の雰囲気などは、とてもいい感じの小説だと思いました。

[C8427]

エビノートさんへ。
TB、コメントありがとうございます。
切羽の思いが知られてて、緊張感がありました。
石和がわかるのは、井上荒野さんだけかもしれませんね。

[C8436]

花さんへ。
セイの石和への気持ちが、伝わってきましたね。
井上荒野さん、初読みでした。情景がくっきりと浮かびました。

[C8892] 味わい深い作品でしたね。

何も起こらない・・恋愛小説。
セイと同年代!?以上の自分にとっては、共感できる感情。石和の魅力は、モノトーンの日常の投石たる所以。もしくは、異質(若さ)なものへの関心??あれこれ考えて面白かったですw

[C8896]

藍色さま
私の記事へのご訪問、TB、ありがとうございました。
描かないことによる緊張感が魅力の作品でしたよね。
でも、この物語では、セイ、月江、しずかおばあさんなど、女性たちの心理はよく伝わってきますが、石和やセイの夫など、男性の気持ちは、イマイチ伝わってこないなあ・・・と、思いました。
女性作家のものであるし、内容的にも欲張ってはいけないのかもしれませんが・・・。
私の方からも、TBさせていただきます。
  • 2008-09-16 01:21
  • きたあかり
  • URL
  • 編集

[C8915]

てふさんへ。
表面は穏やかでも揺れ動く心。共感できましたね。
石和の魅力を推し量れる度量の広さに、目から鱗です。

[C8918]

きたあかりさんへ。
TBありがとうございます。
描かないことで保たれる緊張感が、よかったですよね。
そういえば、男性の気持ちは書けなかったのか、あえて書かなかったのか?。
ちょっとミステリっぽく考えたりしました。

[C9016]

人を好きになるという感情の摩訶不思議が、
絶妙に描かれている秀作だと思います。
他人からみたら何が魅力かわからないような人間に、どうしようもなく惹かれてしまう気持ちとか、何もアクションをおこさずともお互いの気持ちがわかってしまう空気感とか。
私は人を好きになってしまうとすぐに“行動”で確かめたくなってしまって、
逆に気持ちがおいついてなかったりするので、ヒロインの我慢強さ(?という言い方はもしかしたら間違ってるかもしれませんが)は羨ましかったです。
月江だって、表面上は淫乱にみえるかもしれないけれど、一途ですよね。
恋愛ベタの私には心につきささる一篇でした。
  • 2008-09-24 15:33
  • ちょび
  • URL
  • 編集

[C9072]

ちょびさんへ。
捕らえきれない感情の揺れが絶妙でしたね。
抗えず惹かれる心情、察してしまう空気。
言葉や行動で確かめない、秘めた情熱の物語でした。
引込み思案で未体験ですが、共感できました。

[C9924]

こんばんわ タイトルの「切羽」に惹かれて読みました 上手いな~と言うのが感想で、でも何かもの足らなさの残る(?)作品 しかし何げない中にも島の人達や事件など上手く描かれているなっと思いました

[C9952]

きりりさん、こんばんは。
表面上は、何も起こらない物語でしたね。
さりげない描写に、上手さが滲み出ているみたいでした。

[C10501]

こちらにもお邪魔いたします。
TBありがとうございました。
この方の作品は初めてだったのですが、今までにあまり読んだことのないタイプの小説でした。
行間を読まなければならないというか、想像力をかきたてられる感じでした。
こういう雰囲気の小説もいいですね。

[C10529]

EKKOさん、こちらにもありがとうございます。
同じく初読みでした。
始めは戸惑いも大きかったです。
秘すれば花っていう言葉を、思い出しました。
こういう小説も、いいですね(たまには、笑)。

[C10568]

藍色さん、こんにちは~!
これ、私も石和のどこが良いんだか・・?と思いながら読みました。
あんなに良い旦那がいるのに、しょうもない男に内心惹かれていく女・・って部分を描くために、あえて、石和を魅力的に描かなかったのかなあ・・・とも思ったり・・。
私的には、結構面白く読めた本でしたー☆

[C10586]

latifaさん、こんばんは。
セイが惹かれた理由の謎。
あえて石和の魅力を除いていたのかもですね。
いろいろ考えられて、面白いです。

[C11249] t

藍色さん、こんばんは♪
TBさせていただきました。

話の展開はとっても面白く文章も美しいので楽しめました。
ただ、もっと奥深くにあるものがなかなか読解できず、他の作品より感想があとまわしになりました(笑)
今、いろんな女性読者の感想を読ませていただいておりますが、やはり石和に対する印象が悪いようですね。
私も同性としてあまり魅力が感じられませんでした。
彼のどこがよかったのか、作者しかわからないのでしょうね。
井上さん、初読みでしたが機会があれば他の作品も手に取りたいなと思ってます。

[C11274]

トラキチさん、こんばんは。
石和、やっぱり謎なのですね。
井上荒野さん、不思議さも魅力です。

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