2008/12/09

儚い羊たちの祝宴 米澤穂信

新潮社装幀室。「小説新潮」他と書き下ろし。最後の一行にこだわった連作短編集。
女性主人公、少女を雇った上流家庭、読書サークル「バベルの会」が共通のミステリ。
オチに強弱はありますが、真相へ徐々に近づいていく経過にゾクゾクしました。
従来の苦さに、旧家の争いや湿気含みの雰囲気、じわじわと迫る暗黒面などが新鮮。
特に「玉野五十鈴の誉れ」が強烈でした。「儚い羊たちの晩餐」幻想的な結末が綺麗です。
本題「儚い羊たちの祝宴」と末編「儚い羊たちの晩餐」の違いは、読んで納得でした。
サスペンスやホラー、幻想小説味。米澤穂信さんのオマージュかも。面白かったです。
目次:身内に不幸がありまして/北の館の罪人/山荘秘聞/玉野五十鈴の誉れ/
儚い羊たちの晩餐
儚い羊たちの祝宴儚い羊たちの祝宴
(2008/11)
米澤 穂信

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儚い羊たちの祝宴
米澤 穂信
4103014725

テーマ : 読書感想文 - ジャンル : 小説・文学

この記事へのコメント

藍色さん、こんばんは。
「玉野五十鈴の誉れ」は確かに強烈でしたね。
作品中随一のインパクトがありました。
個人的には暗黒なオチで何ともやるせない気持ちにさせてくれる「身内に不幸がありまして」がお気に入りです。

トラックバック返させて頂きますね〜

yanbal1915 | URL | 2008/12/10 (水) 21:40 | 編集

こんばんわ

藍色さん、トラックバック有り難う御座いました。

それにしても凄い読書量ですね〜
ミステリー系は詳しくないので、今後の購入の参考にさせて頂きます。
また書き込みさせて頂きます。

でわ。

かのん | URL | 2008/12/11 (木) 18:49 | 編集

yanbal1915さん、こんばんは。
トラックバックありがとうございます。
「玉野五十鈴の誉れ」すごいインパクトでした。
「身内に不幸がありまして」ブラックで、やるせなかったですね。

藍色 | URL | 2008/12/12 (金) 02:03

かのんさん、こんばんは。
トラックバックありがとうございます。
ミステリー系、少し知っているくらいです(汗)。
また、TBお待ちしていますね。

藍色 | URL | 2008/12/12 (金) 02:53

玉野五十鈴の誉れはあの見立てが強烈でしたね。彼女自身の内面がまったくうかがえないだけに、ゾッとしました。

たまねぎ | URL | 2009/01/11 (日) 12:29

たまねぎさん、辛辣でしたね。
内面を描かないことで、怖さが増しました。

藍色 | URL | 2009/01/13 (火) 05:10

こんばんは。

藍色さん、こんばんは。
以前、一度トラックバックさせていただきました、suiです。
私も最近、この作品を読んで感想をアップしましたので、是非トラックバックさせていただけたら・・・と思います。
「玉野五十鈴の誉れ」、オチもぞっとしましたが、ふり返ると、そこに至る過程もなかなか恐ろしいものですよね。
米澤さんのブラックな世界を思い切り堪能出来ました。

sui | URL | 2009/01/19 (月) 00:07

suiさん、こんばんは。
トラックバック、ありがとうございます。
「玉野五十鈴の誉れ」、途中の描写も抜け目なかったですね。
米澤穂信さんの暗黒な世界に酔いました。

藍色 | URL | 2009/01/21 (水) 05:23

藍色さんこんばんは。
今頃なんですが、やっと読み終わりました。
面白かった。インシテミルよりわかりやすかったし。
トラックバックも送らせてもらいました。
よろしくお願いします。

t-saito | URL | 2009/01/21 (水) 19:24

t-saitoさん、こんばんは。
トラックバックありがとうございます。
遅くないですよ。未読の方もまだ多いはずです。
丁寧で、わかりやすかったですね。

藍色 | URL | 2009/01/23 (金) 05:27

表紙どおり、黒い作品集でした。
米澤作品の中ではかなりわかりやすいお話でしたね。
「バベルの会」、気になりました。

ちきちき | URL | 2009/02/09 (月) 22:28

ちきちきさん、羊は白なのに黒かったですね。
わかりやすい米澤穂信作品でした。

藍色 | URL | 2009/02/11 (水) 17:56

トラックバックありがとうございます。
偏った読書しかしていないものですが、うれしかったです。
今更ですがトラックバックさせていただきます。
藍色さんのブログを参考に読書させていただきます。

みーな | URL | 2009/02/12 (木) 04:44 | 編集

みーなさん、ありがとうございます。
楽しい読書のお手伝いができたら、うれしいです。
またお気軽にどうぞ。トラックバック歓迎です。

藍色 | URL | 2009/02/13 (金) 04:13

最後の作品が一番怖かったです。
最後まで読めば羊は何なのかわかるのですが、思わず調べてしまいました。

しお | URL | 2009/02/17 (火) 12:35

しおさん、最後にそこまで…です。
怖いので調べませんでした。

藍色 | URL | 2009/02/18 (水) 04:53

こんにちは。

『儚い羊たちの祝宴』は未読ですが、『玉野五十鈴の誉れ』は『STORY SELLER』に収録されていたので読みました。
確かに強烈な作品でしたよね。

あと、《小市民》シリーズ最新作『秋期限定栗きんとん事件』は読まれましたか?
これもまたなかなかよかったですよ。

せぷ | URL | 2009/03/21 (土) 08:53 | 編集

せぷさん、こんばんは。
最後が強烈でしたね。
「秋期限定」これからです。期待しています。

藍色 | URL | 2009/03/22 (日) 04:17

やっと『儚い羊たちの祝宴』読みました。
相変わらず、藍色 さん読むのはやいですね。
「玉野五十鈴の誉れ」は、確かにラスト1行、"赤子泣いても"が強烈でしたね。私はちょっと気が抜けてしまう「山荘秘聞」のラストも好きかも。
トラックバックさせていただきました。

chibee | URL | 2009/03/25 (水) 14:49 | 編集

chibeeさん、運良く早く読めました。
赤子の一行、暗黒ブラックでしたね。
「山荘秘聞」、少しほっとしました。

藍色 | URL | 2009/03/26 (木) 03:46

こんばんわ。
綺麗なラストでしたね。
「身内に不幸がありまして」が一番びっくりしました。
「山荘秘聞」だけは落語みたいなオチでホッとしました(^^

ia. | URL | 2009/05/18 (月) 23:54

ia.さん、こんばんは。
見事な締め括りでした。
「身内」の衝撃、大きかったです。

藍色 | URL | 2009/05/19 (火) 04:52

藍色さん、こんばんは。

>湿気含みの雰囲気
って、まさに〜!ですね。
涼しくなるような怖さがあるのにじっとりとした感じで涼しくならないというか。
面白かったです。

TBさせていただきます。

* Spica * | URL | 2009/07/29 (水) 01:50 | 編集

Spicaさん、こんばんは。
TBありがとうございます。
涼しさより、湿度の高い怖さでした。

藍色 | URL | 2009/07/29 (水) 03:29

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