ちょっと不思議な建物をめぐる奇妙な事件たち。
現実と非現実が同居する4編収録の最新作。
日常的な建物にまつわる、非日常な出来事。
今回も奇妙な世界観が魅力的です。
現実から遠いようで繋がっている物語。
三崎亜記さん独特の、シュールな味わいです。
「廃墟建築士」廃墟新築の発想が秀逸。主人公の廃墟建築士の想いに、熱くなりました。
「図書館」葛藤しながら成長する、日野原さんがよかったです。
真摯な廃墟建築士。三崎亜記さんの奇想の連作。楽しかったです。
目次:七階闘争/廃墟建築士/図書館/蔵守
廃墟建築士三崎 亜記

廃墟建築士 三崎亜記
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廃墟建築士(2009/01/26)三崎 亜記商品詳細を見る
ありえないことなど、ありえない。
不思議なことも不思議じゃなくなる、この日常世界へようこそ...
廃墟建築士三崎 亜記 / 集英社
いつもながらの「行政不条理SF」風味の短編4編。
ちょっと「SF」寄りの作品が多いかな(特に「蔵守」とか)
発想の飛躍と作品の安定感はいつもながらなものの、収録本数の少なさもあってか、
ちょっと物足りない感じも。
あと「...
こんばんは、メガネです。相変わらずの世界が広がっていますが、絶品です。今回も短編集です。『廃墟建築士』著者:三崎亜記集英社定価¥1300+税収録短編「七階闘争」「廃墟建築士」「図書館」「蔵守」以前にも紹介したことのある(*)「バスジャック」に収録されていた短
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久々、小説。しかもハードカバー。
王様のブランチ見てたら宣伝してて、本屋行ったらたまたま...
廃墟建築士(2009/01/26)三崎 亜記商品詳細を見る
久々に本屋に立ち寄ったら見つけてしまったのでそのままレジへ直行でしたw
この人の本...
評価 : ★☆☆☆☆ (評価マークについて)
三崎 亜記さんの書く物語、実はかなり苦手ジャンル。
\"非現実世界の設定もの\"が私にとって...
ほんとに面白いなぁ、三崎氏の発想は。
表題作が非常に印象的。廃墟を創るということに関しての意義はともかく(それが価値ある世界なのだ...
むかし建築事務所でアルバイトをしていたせいか、
今でも図面や建築物を見るのが好きです。
だから、まず方眼紙とイラストの装丁に魅かれてしまいました。
「廃墟建築士」は建物をテーマに書かれた短編集で、虚構と現実が入り混じった、なんとも不思議な作品です。
...
この本は独立した4話で構成されていますが、各話は「建物にまつわる話」で共通しています。 どの話も作者の果てしない空想が全開です。現実にあるような場面に虚構が織り交ぜられ、それが全体のイメージを不思議なものにしています。そのいかにもあり得なさそうな話の...
「バスジャック」のときもそうでしたが、この不思議な世界観は結構楽しいです。
三崎亜記 集英社 なんか、この人の小説も段々合ってきたような気がする。作品が俺に合うのか、俺が作品に寄ってってるのかはわからないが。 一番は、『図書館』。 『バスジャック』に収録されていた『動物園』の続編、というか姉妹編。日野原さんにまた会えると...
 内容(「BOOK」データベースより)ありえないことなど、ありえない。不思議なことも不思議じゃなくなる、この日常世界へようこそ。七階を撤去する。廃墟を新築する。図書館に野性がある。蔵に意識がある。ちょっと不思議な建物をめぐる奇妙な事件たち。現実と非...
廃墟建築士 作者: 三崎亜記 出版社/メーカー: 集英社 発売日: 2009/01/26 メディア: 単行本 購入: 2人 クリック: 4回 Amazon.co.jpで詳細を見る これはよかった!この何ともいえない奇妙奇天烈摩訶不思議な世界観は三崎さんの作品特有で、まったくもって心地よい。ありえな
四つとも、よかったです。